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2020年09月30日

ダメージは突然に

警備に限ったことではありませんが、
日々の疲れには本当に注意。



一日分だけならまだしも、積もり積もって
いつの間にかとても大きなダメージが
蓄積している。



誰かが急に休んでの代勤、他の現場への
臨時応援・・・



突然命令され休みを返上、こういったものが
続くと深刻な事態を招く事も。



カテゴリ「施設警備2〜市役所迷走編」では
2人潰されました。O元隊長とT元副隊長。



そもそも月250時間という勤務時間から、
他所へ応援に行かせるなどあり得ない。
今ならきっと叩かれていたでしょう。



O元隊長は、他所の応援には行きません
でした。しかし上記の労働時間に加え、
隊長の重責が彼の身体を蝕んでいきました。



上記2人には、事前に自覚症状はありました。
O元隊長は、入院して手術すれば復帰できた
はず。



それをギリギリの人数で休めないようにし、
長期離脱=チェンジの不文律がありました。



休めない環境が、隊員を潰していったのです。



T副隊長も同じで、少なくとも他施設への
応援を断れば、もっとましな結果になって
いたでしょう。



会社の要請を断れば、不遇の扱いを受ける
という不文律があったに違いありません。



自分で志願したようでも、上記の不文律で
志願せざるを得ないように追い込まれる。



これを「強制された自発性」といいます。
同調圧力を利用した日本人のお家芸ですね。



話は戻りますが、2人には自覚症状があり
早く対処すれば、まだなんとかなった。
結果から見ればまだましな方。



怖いのは最悪の場合、突然に体が壊れる。
その後の生活への影響は甚大です。



カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」
のD社時代、ある隊員が救急搬送されたと
聞きました。



彼は勤務中、トイレで脳梗塞を起こして倒れ
そのまま病院へ。



リハビリを経て退院したようですが、警備に
復帰したとは聞いていません。労災ですが
申請をしたのかも不明です。



地場中小の警備会社は、労災扱いにするの
を嫌がりますからね。



他に僕が見聞きした限り、脳梗塞で倒れる
ケースが多いです。



復帰しても、歩行に障害が残り足を引きずり
ながら、勤務している警備員も知っています。



こうしてハンデを抱えながらも、対応できる
現場に配置してくれる会社はまだマシで、
大抵はお払い箱にされてしまう。



そう、会社は責任を取らないのです。



たかが警備で、心身に深刻な障害を負って
馬鹿馬鹿しいと思いませんか?



無理をすると、自分の人生を台無しにする。



無理をせざるを得ないにしても、その延長上に
何があるのか、今一度吟味してみる事が必要。



会社、特に警備会社の命令は、自分の人生を
賭けるほどの価値があるのでしょうか?

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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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