現役で頑張っているベテランがいます。
彼らは検定・指導教育責任者の資格を
持ち、幾つもの施設警備現場を立ち上げ、
後進の指導にも従事しました。
会社への貢献についても、彼らはぴかイチ
です。部下や後輩からも頼りにされています。
知識・経験では申し分のないベテランで
ありますが、彼らの嘆きを聞きました。
「もっと別の仕事がしたかった」
これは隣の芝生が青く見えるのとは少し
違うようです。彼らの嘆きの原因とは?
人を使う苦労をし、知識や技能も磨き、
言うに言われぬ葛藤も経験してきました。
そんな真剣勝負をしてきたからこそ、
別の仕事をする人生もあったんじゃないか、
と考えるのは当然です。
警備業界で、一兵卒として長くやっていく
のは、要領が良ければ難しくはない。
けれど、要領でなく知識や技能・指導力
で勝負する王道タイプの人から見れば、
要領タイプの隊員は物足りない。
そんな隊員でも、自分と大して変わらぬ
給料をもらい、楽して働いている。
この一見理不尽な不公平さが、歳を取って
からの後悔に繋がっているのではないか、
と観ます。報われない虚しさ。
僕もかつてそうだったのですが、給料は
個人の能力に比例すると思い込んでました。
これは大きな間違いで、どんなに能力が
あり、業績に貢献しても業界の相場で
給料は決まります。
今の環境でどんなに努力し、成果を出し
でも、業界の相場を超える事は不可能。
なので警備業界の待遇が不満なら、他の
業界へ挑むしかない。
しかし中年になって、仕事の経験上繋がり
のない全く別の業界を志すのは、リスクが
大きすぎます。
そこで、本ブログで僕が提案しているのは
警備服(警備業法の縛りを象徴)を着なくて
済む、警備のような仕事なのです。
地方なら根気強くに捜す必要がありますが、
ポイントはその施設の直雇用である、即ち
委託ではないということです。
警備が天職で、業界のため会社のためと
身を粉にして働く人を否定するつもりは
ありません。
ただ、そんな真剣勝負できる人ならば
別の仕事に就いてもやっていける能力や
縁があるはずなのです。
それに気づかないで、歳を取り後悔しない
ためにも、今の働き方が自分の人生を幸福
にするのか、といった点検が要るのでは。
歳を取り、冒頭のような後悔をするのは
それだけ真剣勝負をしてきた証なのです。
真剣勝負が自分の人生を幸福にするために、
視野を広げ、より報われる環境を捜しましょう
と僕は提案します。
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