広告塔よろしく委託されている事が多い。
当然待遇も似たり寄ったりで、全国CMを
流す大手警備会社は雲の上の存在です。
この施設警備の現状ですが、地場以外の
警備会社が委託されている施設もあります。
今回はそこを志す時の留意点についての話。
僕の地元では官公庁、証券会社などの施設
を警備しています。
カテゴリ「施設警備３〜ブラック企業編」
で勤めたB社も本社が東京。
このように、地元に本社がない会社だったり
します。待遇も大都市ベースなら、地元より
若干良い。
ただ地元には警備する施設が少なく、１つ
だけというケースも少なくありません。
これは何を意味するかと言えば、入札で負け
れば、異動ではなく解雇ということ。
解雇でも、失業給付条件を満たしていれば
、自己都合退職より有利になります。
ここまではメリットを上げてきましたが、
デメリットもあります。
まず、地元に現場が１つしかない場合
異動による隊員の浄化が行えない。
どこの施設にも、問題児が一人はいるもの
です。異動で入れ替える事ができません。
因縁をつけ解雇する方法もありますが、上記
カテゴリのB社にように、それが禍根となり
クライアント側に見放されるリスクも。
異動で隊員の浄化が行えないことは、組織
運営上の大きなリスクなのです。警備隊内で
人間関係が悪くなる事もあるでしょう。
もう一つは、人事関係がブラックボックス
で見えてこない事。
人事上の責任者が、地元にいない事が多く
、現場責任者に一任されているケースも
あります。
これは下手をすれば、現場が暴走し責任者
が職場を私物化するリスクもあるのです。
それに加え、教育体制も地元の警備会社と
一味違ったものであるようです。精神論
ばかり前に出すブラック企業も。
このように、運営の実態が見えてこない
中での就職はリスクを伴います。時給
ベースでは地元相場より上なのですが。
それでは、どうしたらいいのでしょうか？
ヒントは求人票や面接でアプローチした
際、違和感を感じたらそのままにしない。
「社会保険は入社後すぐつきますよね」
「交通費はこれこれで支給されますよね」
「地元唯一の現場が入札に負け撤退したら
隊員は解雇ですか」
「求人票に明記している以外の現場で働く
可能性はありますか」
こんな質問をしてみて、相手の表情を見ます。
ここで警備で培った観察力の発揮です。録音
しておくと証拠になります。
歯切れの悪い回答や、痛い所を突かれた
といった表情を見たなら、要注意です。
入社してしまえば何とかなる、ではなく
入社したらさらに違和感、即ち「話が違う」
といった事はエスカレートしてきます。
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