ですが、警備業界である程度仕事や現場
を選べる立場になるには?
それは、検定を取ること。
交通誘導か施設警備の2級検定を取れば
仕事の幅が拡がります。
その他、防災センター・救命救急関係の
資格もありますが、一番重要なのは上記の
検定です。
警備検定は、都道府県公安委員会が認定
した国家資格です。
警備をある程度、飯のタネとして続けたい
と考えるならば取っておきたいものです。
ここで、昨日の記事で紹介した施設警備2級
検定所持者の隊員ですが、転職先の会社は
彼をホテルに配属する意向。
これまでは、公共施設の民間委託現場で従事
していました。
仕事を選ばなければ、別の公共施設で働けた
と思います。
彼が何でホテルを選んだか?
それは、民間施設の方が長期契約で安心感
が違うからといった理由。
公共施設(官公庁関係)は、入札が頻繁に
あり、単年契約も少なくありません。
年度末になる度に、仕事の心配をしなければ
ならない。これは大きなストレスです。
官公庁関係は、施設の顔としての立ち振る舞い
が要求されます。
その職責に見合った安心感が得られない。
警備員のモチベーションは給与など待遇のみ
ならず、雇用継続にも大きく左右されます。
警備会社としては正社員で雇用しても、
現場が入札に負けて解雇、またはそれに
等しい状態になってしまう。
こうなれば、期間雇用の契約社員と変わり
ません。
入札が毎年あるような官公庁関係の施設は
嫌われる傾向にあるようです。
公務員への風当たりが強くなるご時世、
警備を含む委託業者への職責も重くなる。
それでいて、一年毎の入札では嫌われる
でしょう。
官公庁関係も押し寄せるクレームに対処
するために、優秀な警備員を集めたい。
しかし上記の契約の在り方が、それを
阻んでいるようです。
ただ、民間の施設もいい事ばかりでは
ありません。
大きなトラブルを起こした場合、即刻
契約解除なんてこともあり得ます。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社はまさにそうでした。
不祥事が積み重なり、ビルのオーナーに
見放される形で臨時入札。
実質契約解除という形で、10人以上の隊員
が職を失いました。
詳細はカテゴリ「暗中模索編」に綴って
あります。
対して官公庁関係なら、契約期間中の
解除は議会を通さなければなりません。
マスコミ沙汰になる不祥事レベルでしょう。
結論として、官公庁でも民間でも現場を
渡り歩くパスポートとまでは行きませんが、
警備検定(2級)は重要です。
あとは業界内の知り合いを増やし、有力者と
のツテを作れば、さらに良いでしょう。
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