彼は地元中堅警備会社に勤めています。
以前は駐車場警備をやっていたのですが
仕事が減り、機械警備(機動巡回)に
回された。
この仕事もあまり稼げないらしく、
どうしようかと思案中でした。
警備業界では珍しくない事です。施設警備
であっても入札に負け、職場ごと消えたり
します。
あぶれた隊員の受け皿があればいいのですが、
大抵の警備会社では椅子取りゲームよろしく、
サバイバルゲームが始まります。
こうして不安定な職場状況を悟ってか、上記
知人警備員は次なる戦略がありました。
以前アルバイトでお世話になった、地元公園
管理組合に鞍替えしようかと。
公園管理組合の代表者と知り合いなので、
入りやすい環境です。誰かが辞めて欠員
補充などの情報もゲットしやすい。
公園管理組合での仕事は、野外での清掃活動。
体力の要る肉体労働です。
彼は70歳近いのですが、その仕事を志すに
値する体力や壮健な足腰を持っています。
歳を取っても働ける体力があるのは才能です。
良く心・技・体と言われますが、50歳を
過ぎれば体体体・技・心でしょう。
昨日の記事にあるように、肉体労働者としての
セーフティーネットは壮健な身体なのです。
上記の要素に加えて、歳を取っても働き口が
ある人の条件に「人間性」があります。
人間性とは、これまでどんな生き方をして
きたかという事です。年が行くほど積み上がり
ます。
自分が美味しい想いをするために、誰かをハメ
で来なかったか。陰で他人を落とし込めるよう
な事をしてこなかったか。
こういう事をやっていると、禍根が残ります。
少なくとも敵は増えていきます。
警備業界で自分の居る環境を快適なものに
するために、姑息な手段で立ち回っている
と、いざと言う時に身動きが取れなくなる。
警備業界、それを含むビルメンテナンス
業界も狭いです。特に地方。
そんな狭いコミュニティの中で、他人を
蹴落とすようなことをすれば、いずれは
我が身に跳ね返ります。
作戦成功、してやったりとほくそ笑んで
いると今度は自分がターゲットに。
気が付い居たら業界内敵だらけで、身動き
ができない状況になってしまった。
こうなってから、業界からの脱出を企てても
かなり苦しいです。破格のコネでもあれば
話は別ですが・・・
結論として、転職を考えるなら戦略的に動く
事。それと業界内に敵を作り過ぎない事です。
警備業界とは繋がりのない業界であっても、
何処で縁があるかわかりません。もしもに
備えるのが警備員らしい危機管理でしょう。
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