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2020年05月12日

干されても腐るな

昨日の記事にも書きましたが、入札に負け
施設を撤退するとなると、上司の裁量が
幅を利かせます。



それを見越して上司に取り入る戦術を取る
隊員もいたりするのですが、僕はそれを
選びませんでした。上司が尊敬できなかった
からです。



結果、干されてしまったのですが次に繋がった
のは何故でしょうか?干されても腐らなかった
からです。



カテゴリ「施設警備〜市役所葛藤編」から
「施設警備2〜市役所迷走編」まで、僕は
市役所の楯(イージス)たる警備員として
従事しました。



市幹部を始め、クライアント側から評価を
いただきました。これが腐らなかった根拠です。



撤退してしまえば、一業者の人事など上司が
決めます。極端に言えば、クライアント側の
評価など関係ありません。



その上司にとって扱いやすい隊員か、が基準に
なったりします。この辺の要領の良さについて
僕は劣っていました。



しかし、僕はその当時からこのまま警備員を
続けていいのか疑問に思っていました。



警備員で人生全うするなら、要領よく上司に
忖度して生きる道もあったのでしょう。



上司の評価より、クライアント側の評価を
財産に、警備員からの脱出を志したと言えます。



クライアント側の評価は直ちに役に立つもの
ではありません。撤退すれば徐々に忘れられて
行くでしょう。



月日は流れ、A社を退職してから8年が経ち
今の職場にアクセスしました。その時書いた
職務経歴書に日の目を見たのです。



その8年の間、紆余曲折がありました。
警備員を続けていた方が楽だったかも
知れません。



クライアント側の評価に限らず、積み上げて
来た功績は、一歩二歩先には報われなくても
四歩五歩先に日の目を見る。そう信じます。



自分はクライアント側から評価されている。
それなのに、何だこの扱いは。



こういった嘆きが聞こえてきそうです。
しかし、腐ってはいけない。



四歩五歩先を見て、諦めない事です。
「自分は必ず警備以外の仕事に就く」



クライアント側の評価は、自信になります。
それを武器にするのです。どんなに上司に
嫌われて干されようとも。



新天地を目指すモチベーションを保つには
これしかない。僕は警備会社だけで4社
渡り歩きました。警備業界はもうたくさん。



そういった中でも知恵を付け、情報を検索し
機が熟するのを待っていたのです。もはや
警備業界に僕の居場所はないと背水の陣。



僕が乗り越えられたのは、腐らなかったから。
クライアント側からいただいた評価は、
揺るぎない事実なのです。

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亡社のイージス
かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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