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2020年06月11日

真剣勝負は諸刃の剣?

警備をやっていると、一生懸命に従事
する人と、要領よく立ち回ろうとする人
に分かれます。



僕が見てきた中では、後者が前者に面倒な
事を押し付け、のうのうとしているケースが
多い。



真剣勝負している事が仇になり、逆に
気持ちが折れてしまう事もある、というのが
今日の話です。



まずは意図して要領よく立ち回る気が
無くても、パフォーマンスの低い隊員を
カバーする羽目になる事がよくあります。



施設警備で言えば、どこの施設にもお荷物
となる隊員が一人はいるものです。



カバーする役目はパフォーマンスの高い
隊員に回ってきます。1人が2ポストを
兼ねるような無理難題が。



これで問題になれば頑張った隊員が
責められる。本来ならば労務管理の
問題です。



会社側の言い分は「人がいない」



これではやってられません。人がいない
なら施設物件を放棄するべき。
クライアント側に被害が及びます。



こうして真剣勝負する隊員の気持ちが
折れていきます。



業界内転職という手がありますが、
他所の会社で同じ目に逢えば、僕の
ように業界自体が嫌になっていきます。



そして、要領よく立ち回り面倒な事は
他人に振る隊員。彼らのいやらしいのは
問題が大きくなってから振ってくること。



被害を未然に防ぐ、または最小限化する
という警備の目的と逆行する隊員です。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社で、僕はこの手の隊員に煮え湯を
飲まされました。



真剣勝負する側になれば、割に合わない
責任を負わされ、気持ちが折れる恐れ大。



だからといって、要領よく立ち回る側に
回れば、周囲の犠牲とトレードオフな
わけですからいずれ居場所がなくなる。



そうならないように現場を転々とする
のも、彼らの処世術の一つでしょう。



彼らの上手い所は、トラブルになる直前で
責任を回避する術に長けていること。



我が身に火の粉がかからない、最小限の
危機管理ができている。



結論として、真剣勝負して気持ち折れる
ような業界なら、僕のように別の生き方
(環境)を目指すのもやぶさかでない。



転職は自己責任ではありますが、年金を
貰う歳になって後悔しない人生であって
欲しい。



警備員を長年続け、それなりの指導者として
やってきた人の嘆きから感じるものなのです。



挑戦して失敗してもいいじゃないか、警備
ならいつでもできる。変な辞め方を
しなければ戻れる業界です。



挑戦と言うと、ヘビーな印象を与えるので
新たな生き方の実験と言うべきでしょうか。



副業と言う形で、まず体験してみるという
リスクの少ない方法もあります。就業規則
の確認は必要です。

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亡社のイージス
かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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