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2020年05月25日

年金で成り立つ警備業界?

僕の知り合いには、年金受給しながら
警備員をしている人がいます。警備員の
年齢層からして、3割ほどそうなのでは。



今後、年金受給しながら警備に就く人の
割合は増えていくでしょう。



年金額が減らされたり、受給開始年齢が
後ろ倒しにされればどうなるのでしょうか。



いままでは現状の給料で良しとしていた
人も、これでは暮らしていけないと不満を
言う人が増えてくるのでは、と推測。



かといって一昔前のように、長時間労働
といった力技で収入を増やすのも難しい。
警備単価を上げるのも厳しいでしょう。



特に2020以降、不況が押し寄せると
言われています。



警備業(特に施設警備)は客先に隊員を
派遣するような外注形態です。外注費用
を削るとなれば、警備を雇うより自主警備
に切り替える事もあり得ます。



以前紹介したホテル支配人の憤り(前・後編)
が、まさにそうでした。警備のみならず清掃
などビルメン関係が対象になっています。



こうなると例えば70歳まで年金に頼らず
働くならば、警備でもそれなりの給料を
もらえる地位に就くか(狭き門ですが)、
時給単価の高い所で働くしかない。



「市場価値を高めて生き残れ」



という月並みな結論になってしまいますが、
ビルメン業界は実力よりも、人間関係の
ような運の要素も少なくありません。



それに幾ら市場価値を高めても、市場たる
業界自体が斜陽であるならば、意味がない。



僕が考えるのは、警備以外の業界で
割のいい仕事ができるツテを持つ事。
仕事内容は同じようでも、業界が違う。



これは僕が現在進行形で実験中の生き方
なのです。年を取れば選択肢はどんどん
狭まっていきます。



その中でも、警備一本に収入の源を頼らず、
他の業界でやっていく選択肢を持つ。
管理人・守衛・監視員など。



上記も決して収入に恵まれた業種ではあり
ませんが、勤め先次第で警備より時給増を
期待できる可能性はあります。肉体的負荷
も警備より少なくなるでしょう。



こう考えると、警備だけにのめり込み心身を
すり減らすのはよろしくない。特に足腰を
痛めると仕事の選択肢が狭まります。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の
B社のように、全国規模の会社であっても
中身は?みたいな会社もあります。寄らば
大樹の陰はもはや時代遅れかも知れません。



これからは、自分の働きやすい環境を求め
渡り歩く時代となっていくでしょう。



そのためには、知識や経験、人脈や人間性
といった自身の積み上げたもので勝負する
時代になっていきます。

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亡社のイージス
かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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