B社であった人事の葛藤話。
外資系保険会社ビルを警備し、地元では破格
の待遇であったビル管理会社B社。
リーマンショックで一気に危機に陥り、隊員の
給与５％削減、隊員を一人減らすなど一気に
職場は荒み始めました。
隊長も部下を抑えるのに必死です。何か
の度にクビ、始末書を連呼。
このパワハラに対し黙っていない部下が
いました。勤務態度は悪く、僕に煮え湯を
飲ませたブラック隊員です。
彼は仕事をしない言い訳に長けており、
面倒な事になれば責任者に振る達人。
要は自分の保身を図った上で、他人を攻撃
する、いわゆるヤ〇ザな言動が得意でした。
そんな彼、隊長に対しても恫喝を行う。
「そんな強権発動していると、誰かが
弓を引きますよ」
自分ではない人間が造反して、お前はクビ
になるぞ、という脅しです。
自分以外の他人を仮定した所に、狡猾さが
見て取れます。敵は誰かがわからない。
内心隊長は震え上がったでしょう。
辞めさせたかったに違いありません。
この手の隊員に対しては、クビを切ると
報復で何をされるか分からない、という
恐れがあったのではないか。
隊長も、自分の言動に対しては自信が
なかったということです。所詮は所長
と二人で一人前だった。
隊長は「部下から嫌われるのも仕事」と
言っていました。上司は部下から舐められ
てはいけないと言いたげ。
だからといって、理不尽な強権発動で
部下を支配するのとは意味が違います。
所長とつるんで前隊長を排除し、平隊員
から隊長に昇格したプロセスを見れば、
管理ではなく姑息な支配だった。
人間は自分の器にあった仕事しかできない。
姑息な方法で、分不相応な地位を得ても
部下や組織は子供のおもちゃではない。
僕が退職後、因縁をつけてクビを切った部下
であろう人間の反撃がありました。
インターネット掲示板への書き込み拡散が
原因で、クライアント側に見放され契約解除
に等しい臨時入札でTHE END。
上記の書き込みを行ったであろう元部下と、
前出のブラック隊員は内通していたのでは
ないかと、勘ぐってしまいます。所詮腰掛け
の職場、この辺で終わりにしよう、なんて。
部下を抑えようと策を労したようでも、
幼稚な警備ごっこ、強権発動ごっこで
した。それをつけこまれ職場転覆。
パワハラに対しては、上記のような飛び
道具をちらつかせる方法もあるようです。
こんな恫喝の応酬を行うような
職場の先は見えていますが・・・
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