社会の上流者が「現代人は90歳まで働く
ことになる」と言って波紋を呼んでいます。
もう年金はあてにならない、といいたげなの
でしょう。専門性を身に付けろ、自分の
コンパスを持て、などと抽象的なアドバイス。
第一90歳まで何をして生きろ、というの
でしょうか。ブルーカラー系なら全滅です。
ホワイトカラーでも、その歳ではお荷物に
なるのは見えています。
警備でも、70歳になると厳しくなる。
健康や運に恵まれれば、もう少し働けますが
それ以降はいろんな故障が出てくる。
この年代に近づくと、大きな病気や
手術をして、傷ついた体をだましだまし
従事している警備員さんも少なくない。
特に屋外(駐車場警備含む)で行う警備は
過酷です。夏場は熱中症のリスクも抱え、
綱渡りの勤務です。
環境的に恵まれた施設警備なら、70代
前半までなら、一線を引き細々と従事する
ことも可能でしょう。
このように、運と健康に恵まれても90歳
まで働くのは無理。人生100年を前提と
した発言のようですが・・・
そんなにまでして生きたくない、というのが
現代人の本音ではないでしょうか。このお先
真っ暗感が、世相を暗くしている。
90年代前半までは、最初は給料が安くても
上がっていくという見通しがあったから、
若者はいい車など高い買い物ができた。
給料は上がらない、非正規雇用でいつ職が
無くなるか分からないのでは、消費に対し
二の足を踏むのは当然です。
警備業に従事していて、限界を感じる事の
きっかけが、心身を故障した時。特に足腰の
故障は厳しい。年齢が行くほど深刻です。
次善の策として、警備より動きの少ない守衛
職に就く方法もあります。但し施設の直雇用
となるので、オーナーとのツテがないと難しい。
第一警備で90歳まで働けというのは、目の
前が真っ暗になります。かくいう僕も、70
歳まで警備するのが嫌で脱出したのですから。
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