<個人的な評価:10点中8点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
IMAXレイトショーで観賞!主演女優 MichelleYeoh が良かった。
普段、アクション系は観ないけど、今回は、彼女目当てで観た。Michelle Yeoh は、アジア系アメリカ人で一番有名なハリウッド女優。もう60歳なのに、信じられないぐらい、体格がいいし、パワフルで綺麗。中華系アメリカ人として知られているけど、彼女のルーツは、マレーシアで、マレーシアの小さな町 Ipoh 出身。
私もアジア系アメリカ人で、母は元々はシンガポール出身で、その先祖を辿ればマレーシア出身でもあるから、同じルーツの女優として、ずっと家族で応援してた。
Michelle Yeoh が演じるのは、主役 Evelyn。この映画では色んな世界のEvelyn が見れた。
私はゴージャスなEvelynの世界をもっと観たかった。
むしろ、あの銀幕のスターの世界のEvelyn が、リアルのMichelle Yeohだよね。
場面展開が早すぎて滅茶苦茶だけどファンキーで笑いあり涙ありで面白かった。
絶賛とまではいかないが久々に良い映画なので、評価は、80点!(10点中8点)
個人的に、人生が変わる映画ではないし、感動で震える映画でもないけど、良い映画だった。
唯一、個人的に、ちょっと無理って思ったのは、犬を蹴ったりぶん投げたりするシーン。
本物の犬じゃないのはわかっているけどね!短いシーンだけど。でも、愛犬家は視聴する時は気を付けて。個人的にグロや殺人系には慣れてるんだが偽物と分かっても犬が痛い目に合うシーンとペーパーカットのシーンは思わず目を瞑った。
この映画も他のアメリカ映画同様に、アメリカの WOKE Propoganda が入っている。 (ポリコレ教をバイブルに作れた作品)最近のアメリカ映画は検問がかかっているからしょうがない。作品の本来の良さが消されてなければ、私は特に気にしない。個人的にポリコレを抜きにしても面白かったから。
下品なネタはアホなアクション要素だから別に気にならない。(他のwokeドラマにありがちな下ネタをシリアスに描くのは下品さが増して吐き気がするが)カオスすぎる世界観だが、主人公を応援した。Woke教では有害な男と言われるalpha maleが好きな私だが、主人公の夫Waymondのような人もカッコいいと思った。(ちなみに、私にとっては有害なのは、alpha male ではなく、Woke 教だから。今のアメリカの分断と惨状はほぼ、Woke 教が元凶)
それにしても、Evelyn の夫のWaymondが、弱そうにみえて本当に良い人だな。
彼は確信を突いているんだよね。世渡り上手も優しさも、立派な才能だよ。
Evelyn 忙しすぎて大変だな〜と思ったらアクションシーンも凄い!
Michelle Yeoh 姐さんしか出来ない役柄。この映画、本来はJackie Chanの為に制作されたらしいけど、それも納得。Jackie Chan は、もうハリウッドで仕事してないもんね。中国贔屓だからで。まあ彼の気持ちもわかる。
アメリカ VS 中国は、どっちもどっちだし、ぶっちゃけ腹黒さなら同じぐらいだよ。アメリカが戦争屋なのは、平和ボケの能天気じゃなければ、わかる。アメリカ人の私だって、わかるぐらいだもん。
で、この映画も、他のアメリカ映画同様に、アメリカの WOKE Propoganda が入っている。 (ポリコレ教をバイブルに作れた作品)
それは、もう最近のアメリカ映画では、しょうがない。検問がかかっているからね。
わざとらしく、しつこくなければ、作品の本来の良さが消されてなければ、私は特に気にしない。
ポリコレを抜きにしても面白かったから。
テーマは家族愛
異次元間SFアクション映画でもあるけど、根本的にあるのは、家族愛だから、ファミリー映画。
だが、下ネタもあるよ笑。
私もアジア系アメリカ人だけど、私とはバッググランドが異なる家庭。
親子で微妙に価値観ズレてるの大変。
私は親とはそんな問題なかったし、親に対しては、私は世渡り上手というか、狡賢かったから親とはうまくいってたけど。だからJoy は生きづらい人生だな〜と思うし、彼女の行動は理解できない面もあるけど、なんだかんだ最後は家族愛だな。オープンマインドの優しい両親で良かったね。
さて、タイトル通りに、カオスな内容なんだけど、色んな世界のEvelyn は、ちょっとづつでしか出てこない。
現実世界のEvelynが、色んな世界のEvelyn の能力をゲットして、ジョブ・トゥパキ(Evelyn の娘)というラスボスに立ち向かう物語。
アクションシーンが毎回ハチャメチャで面白いし、コンフーカッコいい。
指がソーセージの変な世界もある。
アライグマのコックは可愛い。
Evelyn が歌手の世界も素敵。
銀幕のスターの世界も、ノスタルジックで素敵。あの世界でもWaymondと巡り合ったのは感動。
夫Waymondと結ばれなかった世界... もしかして、結ばれない方が二人は成功できたのか?
でも根っこは同じ。優しい夫のWaymond。
石の世界のEvelyn。そのまんま石だけど可愛い笑。
....
そして現実世界の Evelyn は....
コインランドリーを経営する女性で、税金対策に頭がいっぱい。
中国からきた車椅子の父親、優しいが頼りない夫(実はEvelyn と離婚したがっている)、価値観が異なる反抗期の娘。仕事や税金に追われて忙しいのに、家族の心もバラバラ!!
私は、とにかく、最初から、そんな大変なEvelyn に同情したよ。
Evelyn の娘は、レズビアン。恋人のBecky は、良い子っぽいけど、いちいち価値観が違う高齢の祖父にまで、カミングアウトしなくてもいいのに... とは思ったわ。両親は認めているんだし。もっとうまく立ち回れよ。
でも、あのアメリカで、WOKE洗脳や、LGBT洗脳教育を受けて、そして、自分の家族はどっちかって言うと保守的なアジア系の価値観だから、Joy も困惑するし、生きづらいよね。
下記はリアルの現状や、自分と照らし合わせた話になるけど、実際、今、アメリカでは、公立小学校から、イキすぎたポリコレ洗脳教育をやっているんだよ。アメリカではそのような事態を防ぐ為にホームスクールやフロリダやテキサスに移住する人もいるし、裕福な家庭は私立に通わせている。CA州はアメリカの中で一番ポリコレ洗脳が酷い。甥っ子が、NYにいるけど、幸い、幼稚園から私立で元気に育っている。変な洗脳を受けずに。兄夫婦は事前にWoke有害性を知ってたから。子供の教育はとても大事で幼い頃の洗脳はなかなか解けない。困惑はトラウマになるし、さらに生きづらくなって、自殺も増える。大学になると、大体どの大学もWokeだが、大人になると自分の頭で冷静に考える事ができるので、まだ子供の洗脳よりマシ。
私はアメリカ生まれだけど、私の頃は、ポリコレがなかったけど、元々、両親は、アメリカの甘い子育て方法や、リベラルな価値観に共感できなったな。父の仕事と同時に、アジアの世界を私に見せて、視野を広めたかったとの事で、私も弟も、小学校からシンガポールの私立のインター校で学んだ。夏休みなどは、アメリカの私立のサマースクールに通う事もあった。5歳年上の私の兄は、幼稚園からずっとアメリカの私立だった。私達家族がシンガポールに移住した時は、兄は、全寮制の私立の進学校へ。
一般アメリカ人からは考えられないほどの、教育脳で厳しい両親のもとで育った私達3兄弟は、なんだかんだで、大人になった今でも親を尊敬しているし、感謝しているし、全員、そこそこ裕福な人生を送っている。
今の私の価値観も、親の価値観と、そんなに変わらない。
中学生や高校生の頃は、それは色々試したいから、色々やったけど親に迷惑をかけるような事はしなかった。
私の家は、タトゥー禁止の家庭だったし、家族は誰もタトゥーしてない。それは最後まで守った。
他の人はやっているけど、人は人、うちはうち。
「友達の●●もやっている!」は、うちでは通用しない。
「友達の◇◇は、イスラム教だけど、あなたも改宗する?」と言われるだけだし。
タバコも禁止。ドラッグは論外。
私が反抗したっていうか、隠れてやったのって、ヘソピぐらい笑。怒られたけど、お婆ちゃんが可愛いって言ってくれたから母親の怒りも落ち着いた笑。タバコは隠れてやったけど臭かったので、すぐにやめた。
未成年飲酒に関しては、親は知ってたと思うけど、時々怒られるが、問題をおこさなかったので、特にきつく咎められる事はなかったし、パーティーに関しても、彼氏か、男の親友と行く事を条件に、基本的に自由。
なにより、私の成績は常に上位10位だったし、陸上やピアノでも賞を貰ったし、大学にも自信があったし、やることはやってから遊んでた。その後の私は、ちゃんと大学卒業して大企業に就職して、20代後半で、マンションを買ってる。親が投資の為に私に買った複数の不動産以外にも、ちゃんと私は自分の金で、マンションも買っている。自分のものが欲しかったから。ちゃんと両親を旅行に連れてったり親孝行もしている。
我ながら立派だと思うけどね。自分には自信があるよ。
この映画のJoy は、ぶっちゃけ落ちこぼれだよね。大学を中退したようだし。
あまり裕福な家庭じゃないっぽいから、私が、Joy なら、親をもっと楽にさせようと、勉強も仕事ももっと頑張るんだけどな。
そんな娘でも、人間は完璧じゃないから、なんだっていいんだよ!!ってのが、この映画のテーマ。
うん、まさにアメリカのリベラル、ポリコレな考え方だ。
その価値観じたいは、悪い事じゃないし、そういう価値観もあっていいと思う。
ただ、自分!自分!じゃなく、まず親を思いやる、家族中心に考える、そして、家族で団結して生活レベルを上げる努力も、とても重要だと思うんだけど。少なくとも私の価値観ではね。
まあ、この映画の、Joy も彼女なりに悩んでいたし、両親の事を愛しているからこそ、自分の事をもっとわかってほしい気持ちはわかるんだけど。母親ともっと腹をわって会話したいというのが根本にあるし。忙しすぎる母親は、それができなかったから。
だから、Joy も、根は良い子なんだよね。もっと腐った反抗クソガキってのは、親と話したくない奴だから。
家族とすら話せない奴が、どうやって社会でコミュニケーションできるんだよ。
その点、Joy は、母親と対話を試みてたから、母親と価値観は多少違えど、愛はそこにあるし、最後は、家族でハッピーエンドなのは、良かった。
そういえば、うちの家族には同性愛者はいないから、自分が同性愛者だったら親はどういう反応するのか、わからないな笑。他の人が同性愛でも、私には関係ない、興味ないので、どうでもいいけど。
でも、自分がレズと想像するだけでも気持ち悪い。根本的に男好きで、女が苦手だからかな(自分と家族と友達と好きな女優は例外)。女より男の方がわかりやすいし。経験上、女の方が腹黒だし。女だからって、赤の他人でも、女の味方をするってのは絶対にない。赤の他人は赤の他人。相手を知らないうちは、嫌いとか敵とかって思わないけど、全般的に女が苦手。だから、自分がレズって想像するのは気持ち悪い。
ただ、女友達は普通にいるし大好きだし、好きな女優やモデルもいる。うーん。しかし、それは美人や賢い人への憧れで、その人のようになりたいってだけで、その人と、どうこうしたいのは全くない。
だからレズの気持ちはよくわからない。
でも、仮に自分が同性愛だったとしても、親から縁を切られる事はない自信はある。
まあ、縁を切られる事はなかったとしても、良い顔はしないだろうね。
でも、親は最初は絶対に困惑すると思うし、他の保守的な親戚への紹介では、恋人って紹介せず、女友達って紹介するだろうな(Evelyn が最初ににやったように)
そして、最初は困惑しても、性別じゃなくて、相手の中身をよく知る事で、良い人ってのはわかっていくはずだから。だって、異性愛でもクズ恋人とかいるじゃん。それと同じ。性別じゃなくて、中身をみる。
でも、私がレズになる事は、命をかけて、絶対にないけど。兄(既婚者)や弟が、ゲイになる事もない。
なので、Evelyn と比べたら、私の親は、そのような困惑はせずにすむだろうな。
なにはともあれ、アクションあり、SFありの、ファミリー愛が中心の映画だった。