2014年04月28日
寝不足は絶対回避!子どもの成績も「睡眠時間」で左右されると判明
ずいぶんと暖かくなってきましたね。子どもたちにとっても、春の陽気に誘われて夜更かしし、翌日昼間はついついうたた寝……なんてこともあるかもしれません。
お昼寝は、記憶力を定着させたり、仕事の能率アップのために良い習慣とされていますが、実は睡眠は子どもの学力そのものにも関係しているというのです。
そこで今回は、清水克彦さんの著書『頭のいい子が育つ パパの習慣』を参考に、”子どもの睡眠時間がいかに学業成績に関係するか”ということをご紹介します。
■睡眠時間によって平均点に明確な差が!
広島県教育委員会が平成十五年に実施した”小学五年生の睡眠時間と学力”についての調査によると、子どもの体力・運動能力調査の結果について、一日の睡眠が8時間以上の子どもが49.58点(男子)および48.32点(女子)であるのに対し、一日の睡眠が6時間未満の子どもは45.80点(男子)および45.01点(女子)と、確かに睡眠時間と学力の関連性が見られることが判明しています。
実際、この調査には当時、多くの教育関係者が注目したようですし、 今でも注目されている指標でもあるようです。子どもにとって睡眠時間がいかに大切かが、分かる調査ですね。
■成績アップには睡眠時間の確保と朝方生活がカギ
<中学受験では追い込みの時期に当たる六年生ですら、六時間以上の睡眠は確保している。少しでも早く寝かせて、勉強するなら朝の時間にやらせるという家庭の方針が垣間見えてくる数字だ。>
これは清水さんが実施した、「難関中学校に子どもが合格した一〇〇家族への独自アンケート」の集計結果の分析によるものです。これによると生活スタイルは朝型にして、しっかり睡眠をとることが、やはり子どもの成績アップにもつながる、ということになりますね。
以上、”子どもの睡眠時間がいかに学業成績に関係するか”ということをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
大人でも、仕事ができて、いつも忙しい人なのに、実は朝型生活で睡眠時間も意外としっかりとっている、なんて人がいますよね。みなさんも、さっそく明日から、睡眠をしっかりとって朝型生活へシフトしてみましょう!