春は、就職や異動などで新しく覚えることや挨拶回りで、慌ただしい新生活を送っている方が多い時期。昼間一生懸命働いている分、夜になると疲れてグッタリ……ということもありませんか?
しかも、夜しっかり寝たはずなのに、朝起きても何だか疲れを引きずっているような感覚で、だるい時もあると思います。
そこで今回は、体と気持ちの2つの疲労バランスと、疲れを取る秘訣をご紹介したいと思います。
■ストレスが疲労感の原因?
新生活が始まって環境が大きく変わったという人は、この時期、疲労感を感じやすいはず。その原因には、体と気持ちの両面から影響があるとされています。
体は、慣れない環境で仕事や人間関係の要領が分からず、無駄な動きが多かったり、力が入ってしまい筋肉などがこり固まって、体そのものがガチガチになってしまいます。
また、慣れない仕事で緊張しストレスばかりを感じてしまうと、やる気が起きない、気持ちがついて行かない、面白みを感じられないなど、気持ちの面でも疲労は溜まります。
■体も気持ちもメンテナンス! 疲労をリセットする3つの秘訣
疲労感を取るには休息が一番。きちんと睡眠を取ることが大切です。まずは体を休めることを優先しましょう。さらに、睡眠以外にも疲れを取る秘訣があります。
(1)良質なタンパク質とビタミンB群やビタミンCを積極的に摂る
タンパク質はストレスが加わるとたくさん消費されるので、良質なタンパク質を意識的に食べるようにしましょう。また、ビタミンB1、B6、B12には疲労回復効果があります。ビタミンB1は豚肉やうなぎ、B6はマグロやカツオ、鶏肉、B12は貝類などに含まれています。これらはタンパク質も同時に摂れます。さらに、ビタミンCはストレスへの抵抗力をつけてくれるのでおすすめです
(2)疲労のもとである乳酸を流す
疲れると乳酸という疲労物質が溜まります。運動をして筋肉痛になるのは、この乳酸が溜まっていることが原因の一つ。乳酸を流すには、ビタミンB1が豊富な食事や入浴、マッサージも効果的です。お風呂はぬるめのお湯にゆったり浸かりましょう。
(3)自分へのご褒美を用意
人はやる気や興奮した気持ちになる時は、疲労を感じにくくなると言われています。気持ちの疲れ対策には、特別なご褒美を用意して、達成感を感じやすい環境を整えましょう。例えば、週末は友人と美味しいものを食べに行く、大きなプレゼンの後には、欲しかったものを自分へプレゼントするといったイベントを用意して、自分のやる気をアップさせましょう。
「何となく朝起きるとだるいな……」と感じる方は、朝食に好きなものを用意して、朝起きること自体が楽しくなるように準備してみるのもおすすめです。体も心もリフレッシュして、毎日を気持ちよく過ごしましょう。