2014年04月26日
大人になると時間がはやく経つように感じる理由
誕生日や年の瀬、イベントや行事のときに「もう1年経ったんだ…!」と時間の流れの早さにびっくりすることはありませんか?「小学校の頃は1日がすごく長く感じたけど、この歳になると一瞬…」と時間の大切さをひしひしと身にしみることもあるかもしれません。容姿や環境、寿命は違えど、一日に配分されている時間は誰しもが平等です。そこで今回はなぜこんなに時間があっという間に過ぎていくのか、大人になるとどうして時間があっという間に経つのかについて調べてみました。
■ 大人になると時間が早く経つように感じる4つの理由
◎ 1:心拍数が変化するから
「リラックスして過ごしている時間って、あっという間に過ぎちゃう…!」と思うことはありませんか?反対に激しい運動や緊張しているときは「あー、まだ5分しか経っていない…」とうんざりしますよね。心拍数が早ければ時間が経つのを遅く感じ、反対に心拍数が遅いと時間を早く感じると言われています。赤ちゃんの心拍数は1分間に130回前後。これは大人の2倍の速さとも言われています。
◎ 2:心理的長さは年齢に反比例するため
心理的に感じる時間の長さは、実際の年齢と反比例していくといいます。この法則はフランスの哲学者、ポール・ジャネが発案したためジャネーの法則と呼ばれているんだとか。たとえば30歳の人にとって1年の長さは30分の1。けれど3歳児にとっては3分の1に相当します。よって、3歳児にとっての1日が、30歳の人間にとって30日に当たることになります。小学生のころ、1日の学校滞在時間がやたらと長かったのに比べて、仕事をして1日があっという間に過ぎたように感じるのはこのせいだったようです。
◎ 3:同じことの繰り返しだから
同じことを繰り返していると、時間が速く感じるという説があります。これは脳が処理する情報によって変わってくるんだとか。同じ長さの時間でも情報量が少ないと短く感じ、多いと長く感じるそうです。大人になると子どもの頃とくらべて真新しい出来事が減り、ルーティンワークも増えてきますよね。同じような毎日を繰り返すと情報処理も少なくすむので、時間が経つのが速く感じるようです。
◎ 4:記憶の容量があまり残っていないから
脳を記憶するデータだと考えてみてください。記憶する情報量が少ないと、時間の経過を速く感じます。経験を積むと記憶する情報量も減り、時間が短く感じるようになります。大人はすでに記憶されている情報量が多いため、データのディスクで空いている量があまり残っていません。よって、断片的なことしか記憶できないため、一日の体感速度も早まると言われます。
■ 新しいことに挑戦して、一日を充実させよう!
今までやったことのない物事への経験や、新しい環境に足を運ぶと脳は活動的になり、記憶力も増していきます。新しい情報を得ることで、脳が活性化するというメリットも。脳内にある古くてあまり使わないデータをどんどん捨てて、新しいデータを集めて刷新していけるといいですね!
投稿者:タロウ|21:36
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