ウルムチfood&teaに行ってきた
近所に「ウルムチfood&tea」というウイグル料理レストランができたと聞き、ランチに行ってきた。ウイグル料理はウズベキスタンの料理と似ているものが多く、ずっと行きたいと興味をもっていたのだが、昨日念願が叶って行くことが出来た。
日曜日は定休日なので、土曜日のお昼に友達とランチをすることにした。12時に友達とお店の前で待ち合わせていたが、ウイグル人の団体客で店内は満席。13時過ぎに来るように言われた。小さな店なので、来る時にはあらかじめ貸し切り予約が入っていないか確認した方が良いと思う。
仕方がないので、友達と2人で1時間程近くの神田川沿いをお散歩することにした。ちょうど桜が満開で、美しい桜を見ながら、30代女子2人でひたすら羊肉について語り合った。友達は中国の西安に留学していた人で、やたら羊肉に詳しく、池袋にやばいおいしい羊肉の店があるとか、中国内陸の羊とウイグルの羊は種類が違うため味も違うことなどなど、色々羊について教えてもらった。池袋のお店に興味のあるブログ読者の方、ぜひ一緒に行こう!
1時間のお散歩のあと、お店に戻るとウイグル人の団体さんがちょうどお店を出るところで、席に通してもらえた。ランチは4種類―プロフ、ウイグルの冷麺、ケバブ、日替わりセットがあり、この日の日替わりはハンバーグだと言っていた。今回はプロフとセリクアシという謎のウイグル冷麺を頼んだ。ラグマンは予約をしない限りお昼には食べれないらしい。
串焼きはランチタイムでも頼むことができるので、羊肉の串焼きを2本追加で頼んだ。持ち帰りできるランチも販売していて、ケバブサンドがおいしそうだった。
プロフセット
プロフは中央アジアの代表的な料理で何度も食べてきたけど、ウルムチfood&teaのプロフはクミンの香りが全くしないプロフで驚いた。干しブドウとひよこ豆入りで、さっぱり系ヨーグルトと一緒に食べるスタイル。中に使われていたにんじんが特徴的で、もしかしたら干しにんじんを使っているのかもしれない。プロフセットには春雨サラダがついていて、ピリ辛の味付けが中央アジアにはない中華寄りの味付けでとてもおいしかった。
ウイグル冷麺
セリクアシという冷やし中華のような麺料理。にんにくが効いていて、ちょっとピリ辛の味付けがクセになる一品だ。上にトッピングされているのはパサパサした蒸しパンのようなもので、食べてみたら味気なく無用なものだと思った。友達にこれは苦手だと話したら、友達からこのパンはソースを染み込ませて食べるものなのだと教えてもらった。中華料理にもこのパサパサした蒸しパンはよく使われるようで、ソースを染み込ませてから口に入れる友達の食べ方を見て、さすがプロだと思った。
串焼き
追加注文で串焼きを頼んだ。花見をしていた時からひたすら羊肉について話していたので、迷わず羊肉の串焼きを選んだ。羊以外に鶏肉の串焼きもある。羊肉は臭みが全くなく、とても柔らかい。色々なスパイスを練りこんで焼いた串焼きは本当においしい。花より団子ではなく、花より串焼きなので、やっと串焼きが食べれたときは2人で感動した。
チャイ
ランチセットにはチャイは含まれていないのだが、サービスでチャイを頂いた。かわいいガラスのコップに入れられたチャイはほっとする味だった。
ランチは以上で、量は女性でちょうどよいくらいなので、よく食べる男性には少し物足りないかもしれない。でもこれだけ食べて串焼きまで追加して、1人1,000円ちょうどだったので、値段はとても良心的だと思う。家からも徒歩圏内だし、また再訪する予定。