簡単じゃないけど最高にうまいピロシキのレシピ
ピロシキは手間がかかる料理だ。簡単に作りたいと思っている方は、今すぐクックパッドで時短レシピを検索した方が良い。本当においしいピロシキを作りたい方だけに、今回のレシピを紹介しよう。
以前「5分でピロシキを作る方法」で、5分でピロシキが作れなかったように、ピロシキを作るには時間がかかる。生地は2次発酵、その後具を包んで、焼く(又は揚げる)工程がある。おいしいピロシキを作るためには特別な材料はいらない。ただ、手間を惜しまず、丁寧に愛情を込めて作るだけだ。
ピロシキの材料 (6個分)
- 強力粉 280g
- バター 50g
- 砂糖 大さじ3杯
- 牛乳 150ml
- 塩 小さじ1杯
- 卵 1個
- ドライイースト 小さじ1杯
パンがしっとりしない、パサつくという方がよくいるが、スキムミルク+水でパンを作るとそうなる場合が多い。牛乳を使うとおいしい生地になる。
ピロシキの作り方
- @ 牛乳を40℃程に温める。バターを溶かしておく。
- A 卵1/2個とその他の材料を全部混ぜる。
- B 温かいところに生地を置き、2〜3倍の大きさになるまで生地を発酵させる。
- C 生地をこねてガス抜きをしたら、また温かい場所に置き、2次発酵させる。
- D 生地を6等分(だいたい卵くらいの大きさ)にして、お好みの具を包む。
- E 残った卵1/2個をハケでピロシキの表面に塗る。
- F 180℃のオーブンで20分焼く。
この段階では、生地は少し柔らかい。
今回は私が一番好きなキャベツのピロシキを作った。中身の大まかな分量は以下の通り。野菜を刻んで、油をしいたフライパンで炒めて、少し濃いめに味付けするのがポイント。
- キャベツ 300g
- たまねき 1個
- クミン 小さじ2杯
- 塩 小さじ1杯
- 油 少々
ロシア風のピロシキなら、塩とコショウで味付けをしよう。ひき肉+たまねぎ、りんご+シナモンのピロシキもおいしい。何種類かのピロシキを作る時は、中身別にピロシキの形を変えること。そうでないと、後で分からなくなってしまう。昔ロシア人の友達が卵+ご飯と、あんずのピロシキを作ってくれた時、卵+ご飯のピロシキが食べたかったのに、どれも見分けがつかなかったために、あんずのピロシキを3回連続でひいてしまったことがあった。その時は本当に残念な気持ちになった。
こちらが今回作ったキャベツのピロシキ。黄金色に焼けたピロシキは、本当につややか!しっとり焼きあがった生地の中には、野菜がたっぷり。これぞ最高のピロシキだ!(自画自賛)
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簡単においしいピロシキを食べる方法
手間をかけた方がおいしいピロシキが出来るのは分かっているが、それでもやっぱり楽したいのが人間というもの。面倒臭がりのためにオススメの方法を紹介しよう。
@ 冷凍パン生地を使う
ロシアでホームステイをした時にお世話になった家族は、スーパーで買った冷凍ピロシキ生地を使ってピロシキを作っていた。生地をしばらく室温で放置すると、生地が2〜3倍にふくらんで、パッケージがぱんぱんにはち切れそうになったところで、パッケージを開け、生地を成形してピロシキを作る。
日本にはピロシキ用の冷凍生地は売っていないが、冷凍ロールパンの生地が比較的ピロシキの生地に近い。これで代用すると良いだろう。
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家にオーブンがないけど、ピロシキを揚げるのも面倒だという方には、フライパンでピロシキを“揚げ焼き”にするのがオススメだ。この方法はロシアでホームステイした時に教わった方法で、“揚げ焼き”というのは、フライパンにピロシキが半身浴状態になるくらいまで油を入れて、半分焼き、半分揚げているような状態にすることだ。揚げピロシキよりもさっぱりしていて、とてもおいしい。調理後の後片付けも比較的楽だ。
A パン屋でピロシキを買う
当たり前だけど、最も手間がかからない方法。しかも割と安く買える。ただし、自分で作る感動と喜びがない。揚げピロシキが圧倒的に多いので、焼きピロシキ派には向かない。
最近買ったピロシキで一番オススメなものが、新宿中村屋で今年の春から発売された新宿ピロシキ!他のパン屋と比べ物にならないほど、とてもサクサクして、生地に弾力がある。さすが老舗の中村屋!中身は山形県産の豚肉、キャベツ、春雨、卵で、とても上品な味付け。ムスリムは食べれないのが残念。
B レストランでピロシキを注文する
ロシア料理レストランでおいしいピロシキが食べられる。下記リンクは都内レストランのピロシキをまとめたもの。
都内で本格派のピロシキが食れるお店
中でも私のオススメは、一番下にあるカフェロシアのピロシキ。ほとんどのお店が日本人の好みに合わせて揚げピロシキを出している中、カフェロシアは焼きピロシキを提供している。肉とキャベツの2種類あるが、私のおすすめはやっぱり…
キャベツ!
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