夏バテ解消!ウズベキスタンのそうめん「ウグラ」のレシピ
暑い日が続き食欲がないときにでも食べられるのがそうめん。今日は夏バテに効くウズベキスタンのそうめん「ウグラ」のレシピを紹介しよう。
ウグラは日本のそうめんに似た麺料理。私のウズベク人の友達は、夏バテのときや風邪をひいたときに、スズマ(塩ヨーグルト)と一緒にウグラを良く食べると話していた。マスタヴァ(牛肉と米のスープ)に米の代わりにウグラを入れて食べることも多い。
実はウグラはずっと前にウズベキスタンのカルシで作り方を教わり、日本に戻ってから自分でも作ってみたのだが、ブログで紹介できないほど大失敗してしまった。ブログの読者さんが私と同じ失敗をしないように、ポイントをまとめておこう。
ウグラの作り方 3つポイント
@ 打ち粉はたっぷり使う
ウズベキスタンの小麦粉は、日本のものと違って打ち粉を使わなくてもサラッとした生地ができるが、日本の粉は生地が柔らかめになってしまうため、出来上がった麺がくっつかないように、打ち粉はかなりたくさんしておこう。打ち粉が少ないと、麺を切った時に、麺がくっついて団子状になってしまう。私が作った時ウグラがくっつき、麺をほぐすのが大変だった。
A 5%の食塩水でゆでる
いきなり理科の実験のようなフレーズになったが、今回紹介するウグラのスープは、ゆで汁にヨーグルトを入れるかなりシンプルなもの。したがって、塩味がないと味もそっけもないマズイそうめんになってしまう。はじめて自分でウグラを作ったときに、塩が足りなさすぎて全く味のない得体の知れないものが出来上がった。塩は目分量に頼らず水1リットルに対して塩小さじ1杯を目安に入れよう。
B 沸騰した湯で強火でゆでる
ウグラをゆでるときに中火にしていた私は悪夢を見ることになった。せっかくほぐしたウグラが湯の中で団子状になったのだ。ウグラをゆでる時、必ず最初は強火!火が弱いと麺がくっついてしまうからだ。しばらく強火で茹でて、お湯が吹きこぼれそうになった時だけ、火を弱くするか、さし水をしよう。
以上の注意点を踏まえて、ウグラを作ってみよう。
ウグラの材料 4人分
ウグラの生地
- 強力粉 180g
- 卵 1/2個
- 水 50cc
- 薄力粉 適量(打ち粉用)
ゆで汁
- 水 2000cc
- 塩 小さじ2杯
トッピング
- プレーンヨーグルト 適量
- コショウ 適量
- 香草 お好みで
ウグラは実は以前紹介したマンパル(パスタ入りスープ)の麺と材料は同じ。マンパルは麺をちぎってゆでるが、ウグラは細い切り麺だ。
私のウズベク人の友人の家では、ウグラにスズマ(塩ヨーグルト)を入れて食べていたが、プレーンヨーグルトでも構わないと聞いたので、今回はプレーンヨーグルトを使った。
ウグラの作り方
ウグラの麺作り
- @ ウグラの生地の材料を混ぜてこねる。
- A 円形になるように出来る限り薄くのばす。
- B 屏風折りにして、2〜3mm間隔に切る。
茹でる
- C 2リットルの沸騰したお湯に塩小さじ2杯を入れ、強火でほぐしたウグラの麺をゆでる。
- D 3分程ゆでたら、ゆで汁と共にお椀に入れ、プレーンヨーグルト、コショウ、香草をお好みで入れる。
ヨーグルトはウグラ一人前に対して大さじ2杯くらいが調度良いかなと思う。とてもさっぱりしていて、お腹に優しく、夏バテでも無理なく食べられる。簡単なので、ぜひ作ってみて欲しい。
ゆでてから時間がたつと、おいしくなくなってしまうので、ゆでたてがベスト。ウグラの麺をたくさん作りすぎてしまった場合は、ゆでずに乾燥させて、風通しの良いところで常温保存することができる。こうしておけば、いつでも食べたいときに乾燥ウグラをゆでればすぐに食べられる。
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