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2015年09月06日

カッテージチーズのペイストリー「ヴァトルーシカ」のレシピ

今回紹介する料理は、ヴァトルーシカ。カッテージチーズのペイストリーだ。ロシアからウズベキスタンに伝わったと思われる。


カッテージチーズのペーストリー_チーズデニッシュ_ヴァトルーシカ_1.JPG
ヴァトルーシカ

ヴァトルーシカとは、円いパンの中心にカッテージチーズをのせた菓子パン。露和辞典でヴァトルーシカ(ватрушка)を引くと、「チーズケーキ」という訳が出てくるが、この訳は誤解を招くので、今すぐ他の訳に変えるべきだと個人的には思っている。なぜなら、チーズケーキは写真のようなケーキを連想してしまうが、ヴァトルーシカはあくまでパンだからだ。


チーズケーキ.JPG

じゃあ、ヴァトルーシカをチーズパンと訳していいのか。それもちょっと違う。チーズパンだと、甘くないチーズが入ったお食事系のパンを連想してしまう。じゃあ、チーズの菓子パン?それも良いかもしれないが、どんなチーズなのかも分からないし、なんかダサい。


そこで思い付いた訳が「カッテージチーズのペイストリー」という訳。すごくおいしそうな響きではないか!「チーズデニッシュ」という訳もいいかなと思ったが、ヴァトルーシカはデニッシュのようなパイ生地とも少し違うので、ペイストリーにした。しかし、ペイストリーも厳密にはパンとは違うので、この訳もあまり良くない。やはり完璧な訳は難しいが、チーズケーキよりはマシだろう。


くだらない翻訳の話は終わりにして、いいかげん本題に戻ろう。このヴァトルーシカは、朝食やおやつにぴったりの甘いパン。私がウズベキスタンを旅行していたとき、ホテルの朝食ビュッフェにヴァトルーシカがあり、つい懐かしくなって思わず皿に取った。


ウズベキスタンホテルの朝食.JPG
タシケントのホテルの朝食

私が初めてヴァトルーシカを作ったのは、ロシア留学中のこと。モスクワ中心地からバスで30分(朝の通勤ラッシュ時はバスで2時間半!)のカラリョフという町でホームステイしていたとき、休日にロシア人のママと一緒に作った。


「今日はヴァトルーシカを一緒に作ろう」と言われて、ヴァトルーシカがいったい何かも分からず、「はい、作りましょう!」と返事をして、とりあえず一緒に作ったら、ものすごく簡単なのに、メチャメチャおいしいパンが焼きあがり、とても感動したのを覚えている。ヴァトルーシカのパン生地は、以前紹介したピロシキと同じ生地を使う。詳しくはこちらをどうぞ↓

最高においしいピロシキのレシピ


それでは、さっそく作り方を紹介しよう。












ヴァトルーシカの材料 (5個分)





カッテージチーズ (つぶタイプ)220g

価格:475円
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ヴァトルーシカの作り方




  1. @パン生地を5等分にして、直径約10cmになるように円く成形し、真ん中をくぼませて、そこにカッテージチーズをのせる。

  2. カッテージチーズのペーストリー_チーズデニッシュ_ヴァトルーシカ_作り方.JPG

  3. Aカッテージチーズの上から、ヴァトルーシカ1個あたり大さじ1杯の砂糖をふりかける。

  4. B焼き色がつくまで、180℃のオーブンで15〜25分程度焼いたら出来上がり。

カッテージチーズのペーストリー_チーズデニッシュ_ヴァトルーシカ_2.JPG

食べる時は30分程冷ましてからどうぞ。ほんのり甘いカッテージチーズがとってもおいしい。チーズにバニラエッセンスを少し入れてもおいしいかも。

印刷用のレシピはこちら↓


ヴァトルーシカ_カッテージチーズペイストリー_チーズデニッシュ_レシピ_作り方

ホームステイ先の子供もヴァトルーシカが大好きで、まだ5歳くらいだったが、お母さんのお手伝いをしながら作っていた。


ヴァトルーシカ.JPG

私もいつか子供と一緒に作りたい。子供いないし、そもそも結婚の予定もないから、まだまだ先の話である。










【関連記事】
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(簡単においしいピロシキを食べる方法もあり!)

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Asalhon(アサルホン) 日本人。 学生時代にウズベキスタンを旅行し、その料理に魅了されたのをきっかけにウズベク料理のブログを始める。 Facebookグループ「中央アジアの料理が好きじゃー!」の管理人。
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