野菜たっぷりパスタ入りスープ「マンパル」のレシピ
今回紹介するウズベキスタン料理はマンパルというパスタ入りスープ。ウズベク人の友達はマンパルはタシケント料理だと話していたが、調べてみたらウイグル風マンパル、キルギス風マンパル、タジク風マンパル、カザフ風マンパル…と中央アジア一帯に色々なマンパルがあるようだ。
マンパルはパスタ入りスープというより「ちぎり麺入りスープ」といった方が近いかもしれない。うどん程の太さに麺をのばした後、麺をちぎってスープに入れるからだ。先月、友人宅でお子さんと一緒にマンパルを作ったのだが、麺づくりは包丁を使わないので、子供と一緒に作るのに向いていると思った。私も子供ができたら(当分その予定はないのだが)一緒に楽しく麺をちぎりたいなと思った。うちのミーシャもちぎり麺に興味津々で目を爛々と輝かしている。
食べ物で遊ばれないように、ミーシャを部屋から追い出した。
マンパルの材料 6人分
マンパルのスープ
- 牛肉 200g
- トマト 2個
- じゃがいも 2個
- にんじん 1本
- 玉ねぎ 1個
- 水 1500cc
- 塩 小さじ2杯
- クミン 小さじ2杯
- 油 適量
- 香草 適量
- バジル・パプリカ・コリアンダー お好みで
マンパルのパスタ
- 強力粉 180g
- 卵 1/2個
- 水 50cc
- 油 適量
マンパルの作り方
- @牛肉と野菜をさいの目切りにする。
- Aあたためた鍋に油を入れ、牛肉、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、トマトの順に中火で炒める。
- B鍋に水1500ccを入れ、塩とクミンでスープを味付けし、煮たつまでの間にマンパルのパスタを準備する。
- Cボウルに水50ccと卵を入れ、混ぜ合わせたら強力粉を加え、手でこねる。
- D生地がひとまとまりになったら、4等分にして団子状にまとめ、手に油をつけながらうどんのように生地を細くのばす。
- Eのばした生地を小指の爪ほどの大きさにちぎり、煮立ったスープに入れる。
- F10分程煮て、お好みでバジル・パプリカ・コリアンダーで味を調えたら完成。仕上げに刻んだ香草をたっぷり添えよう。
塩とクミンだけでも十分に美味しいが、お好みでバジルやコリアンダー、パプリカパウダーを入れると、味に深みが出るのでおすすめ。さっぱりしたスープと、もちもちっとしたパスタがとても良く合う。ウズベキスタンのお米入りスープのマスタヴァやモシフルダと違って、長い時間煮ていても汁が吸われてなくなることがないので、パスタ入りスープの方が料理初心者でも失敗なく作れるだろう。
印刷用のレシピはこちら↓↓
マンパルの生地は、薄くのばしてゆでるとラザニアのパスタにもなる。ウズベキスタン料理に飽きた方は、手作りパスタでラザニアも良いかも。
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