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2021年01月25日

俳優の錬金術Alchemy of Actor 量子生物学Quantum biology 33

俳優の錬金術Alchemy of Actor 量子生物学Quantum biology 33

脳の活動と場の量子論Quantum Field Theory of Brain States
Guieppe Vitiello とFreeman Dyson(1923– 2020

脳の活動と量子論では、電場と磁場の振幅や神経伝達物質の濃度など、
 神経生物学に関連する観測量を研究。
彼らは、相転移の非平衡類似体 non-equilibrium analogue of phase transitions
 および皮質脳波のスペクトルエネルギー密度のべき乗則分布 の証拠を発見。
これらの観測はすべて古典論による故 ニューロン、グリア細 他の生理学組織は、
 脳活動への量子論アプローチ対象ではない
ただし 自己相似、フラクタル べき乗則分布の出現は、
 散逸量子コヒーレント状態と密接に関連している。
結論は、場の量子論の適用は、脳活動の古典的行動が現れる理由と方法を説明
更に その事は「精神活動」をも含む事を想定する。

1960年代  L.M.Ricciardi と 梅沢 博臣(1924 – 1995 日本 理論物理学)  は、
「記憶」に重点を置き、場の量子論 を利用して「脳」を記述することを提案(1967)。
その基本的な考え方は、
 量子場の真空状態の非等価な表現として、多粒子系の状態の観点から記憶を考える。
最近の研究では
 散逸dissipation、カオスchaos、フラクタルfractals、量子ノイズquantum noise の影響も含む

場の量子論は、無限自由度を持つシステムを扱う。 
そのようなシステムの場合、標準的交換関係を課すことから生じる観測量の代数は
 複数のヒルベルト空間(無限次元の関数空間) 表現を認める。
場の量子論の非等価表現は、
 自発的対称性の破れspontaneous symmetry breaking
  (ある対称性をもった系がエネルギー的に安定な真空に落ち着くことで、
    より低い対称性の系へと移る現象やその過程)
によって成る
系の大域的連続対称性が自発的に破れているときにスカラー粒子scalar boson が現れる
これは統計物理学の観点から記述された身体の秩序ある状態を場の量子論的に導出す。
これら動的に順序付けられた状態はニューロンの一貫した活動を表す。

エンコードされたコンテンツに意識的にアクセスするには、ニューロンの活性化が必要。
この活性化は、外部刺激による。 
このような記憶状態に相関する干渉性ニューロン群は、真空状態と見なす。
活性化は励起状態を導き
 真空(基底)状態でエンコードされたコンテンツの意識的な想起を可能にす。
散逸dissipationは
複数の異なるコード化された真空状態により 多くの記憶再生を可能にす。
「散逸」は真空状態に有限性をもたせ 時間的に制限された記憶を表す。
「散逸」は記憶システムに時間の軸をすえ、
 環境との相互作用は「量子もつれentanglement」を引き起こす。

 梅沢は、「粒子」はニューロンである、
多粒子システムとして脳に取り組まれ 精神活動に直接相関する と云う


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