2013年03月13日
74日目 -Franciscan Monasteryとアフロ音楽の殿堂Howard Theatre-
日誌より抜粋
2日連続で教会に行く。
ネットで調べている感じ、さすがにもうMuseum系はだいたい行ってしまったようだ。
場所はFranciscan Monasteryと言うところで、キリスト教の聖地エルサレムや、
キリストの軌跡を表したようなモザイク壁画や彫刻が多い教会だ。
美しい庭園もあり、結構辺ぴな場所にあるわりには観光客が多い。...
2日連続で教会に行く。
ネットで調べている感じ、さすがにもうMuseum系はだいたい行ってしまったようだ。
場所はFranciscan Monasteryと言うところで、キリスト教の聖地エルサレムや、
キリストの軌跡を表したようなモザイク壁画や彫刻が多い教会だ。
美しい庭園もあり、結構辺ぴな場所にあるわりには観光客が多い。...
日本にいる時には特に考えたことなかったが、実際に宗教の興った場所があって、
今もそこで宗教が生活の一部になっている人々がいるという、
ちょっと意識すれば想像できることが今になって実感できた。
それは空想の範疇じゃなくて、本当に宗教のために
科学を捨てるような人たちもいる、という実感だ。
住むとこ違えば信じるものも違うと言うのは、
旅行しなければ肌に感じることはできなかったと思う。
宗教の歴史の片鱗に触れたところで、急に気づいたのだが、俺の服がひどくいけない。
DCのH&Mで買ったのだが、胸に13と書いてあり、
カードのクイーンが髑髏になったようなデザインのTシャツだ。
宗教に疎い俺でもなぜか知ってる忌み数字、キリスト教と相性最悪。
服の柄を隠すようにさっと見て廻り教会を出た。無意識な悪意というのは本当に怖い。
教会を出て少ししたところに公園があるようなのでちょっと入ってみる。
Fort Bunker Hill Parkだ。
ちょっとふらつくつもりが、結構道が複雑で迷ってしまった。
ジョギングする人が全然いない理由はきっとこれだろう。
子供の隠れ家作りには最適かもしれない。
そうこうしているうちに時間は過ぎ、予約していたゴスペルを見に行く。
Howard Theatre、ここは知る人ぞ知る、というか興奮する場所だ。
過去の出演者はLouis Armstrong、Spreme、
James Brown、Marvin Gaye、Ray Charlsなどなど、
ブラックミュージック黄金期を切磋琢磨しあったであろう面々が出演した劇場だ。
ちょっと歩いたところに伝説のシアターがあるという環境、俺にとってはこの環境はまさに楽園だ。
James Brownなんて、最後の来日ライブに行ったことを誰かに誇りたいくらい好きだったが、
なかなか日本の友人には伝わらないこの感情。
まぁいい。ここはずっと廃墟だったところをちょうど今年4月に再改装したようで、
いろいろと本当にいいタイミングでこっちに来たと思う。
丁寧な係員たちに誘導されながら劇場に入る。内装はきれいで近代的。
Mother's dayだからかご年配の方が多い。
料理はなかなかの値段だ。俺は値段にビビッて一番安いハンバーガーにする。
早速いただくが、ハンバーガーは外れがない分驚きもない。
今後はなるべくハンバーガーは控えるか。
30分ほど時間が押したがライブが始まる。Haremから来たゴスペル集団だ。
博愛を説きながら聖歌を歌う。すごい声量と張りだ。
これが本場のゴスペルか、などと歓心してしまった。
曲目も進みMCの時間になる。
「今日は母の日だけど、最年長は誰かしら?」と客席に問いかける。
すると最年長の方が二人いて、しかも生まれ月も一緒ということで全員で笑っていた。
そして次に三世代の母(グランマ)の人を数人壇上に呼んで
「Oh Happy day」とリレーのように歌ってもらっていた。
みんな歌がうまく、一人ノリノリで歌うヨーロピアンのおばあちゃんの時は
客席はみんな本当に楽しそうだった。
暖かい会場の雰囲気のままステージは終わり、Howard Theatreの新たな躍動を感じ、
またここから新たな歴史が動き出すんだとわくわくしながら家まで歩いて帰った。
追記
Howard Theatreは去年2012年4月頃に32年ぶりに復活した、
ブラックミュージックに縁のある由緒正しい音楽ホールです。
Jazzの巨匠から、Soul、Funkの大御所たちが歴々と、
このホールでパフォーマンスしてきました。マニアにはたまらない場所と言えるでしょう。
【2012年アメリカ滞在日誌の最新記事】
この記事へのコメント
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