2013年02月22日
60日目 -Navy Museumで戦争について考える-
日誌より抜粋
今日は昨日行かなかったNavy yardのNavy Museumに行った。
入場口は平日と週末で変わる。俺はどうも出口の方に来てしまっていたようで
ぐるーっと壁沿いに歩いて廻って入口まで進む。...
今日は昨日行かなかったNavy yardのNavy Museumに行った。
入場口は平日と週末で変わる。俺はどうも出口の方に来てしまっていたようで
ぐるーっと壁沿いに歩いて廻って入口まで進む。...
入口で一人軍人さんがいるので声をかける。うわっ、やっぱピストル持ってるよ・・・怖ぇ。
びびりながらなんとか会話し「まずはあそこへ行って手続きして」と建物に案内される。
中にはまた人がいて、指示された紙に自分の情報を書く。書き方わかんねぇ・・・。
わかるところだけ書いて、自分の電話番号がわからないので携帯を取り出して見てると
「なんで携帯出してるの?」と言われる。
駄目なの?ていうか怖いんですけど!とりあえず来いと言われたので紙を渡す。
パスポートを出してと言われ渡すと、それを見て簡単な入場書類のようなものを書いてくれている。
そしてそれと地図を渡され、
「ここからこう行って、ここにMuseumがあるから、見たらここに行って。」とルートを言われる。
そのまま出てさっきの軍人さんに紙とパスポートを渡し、
歩きか車か聞かれ、入場許可を受けてOKが出る。
ずーっとルート通り進んでいるのだが、日曜だからか見た感じ軍人さんが見当たらない。
もしくは建物内にみんな引っ込んでるのかな。
Navy yard内にファーストフードのSubwayとMr donutもある。
Museumに着いたので中に入る。
そこそこの広さのところに航海時代から今日までの戦艦の解説や資料が展示されている。
なんだかさっきの空気に依存してしまったのか、見るもの全てが生々しくて怖い。
こんな剣で人を刺してたのか、とかこんなでかい大砲ぶっ放して穏やかじゃないな、とか。
さらにはMuseum半分を占めるパールハーバーと第二次世界大戦関連の展示物。
米国戦闘機が天井にあるのだが、下から見た威圧感は本当に怖い。
他にも戦後の残党焦土作戦に使った火炎放射機や核爆弾のレプリカを見て完全に引いてしまった。
戦争を経験したことないのでわからないが、戦争はゲームや映画だけで充分だ、と思ってしまった。
GHQの戦後教育で完全に平和ボケしていた自分が
ある意味正しいようで、ある意味間違いかもしれない。
なんとも悲しい気分でMuseumを出て、Navy yardの出口の方へ行く。
出る時は特になにもなくすんなり出て行けた。
夕食時になったのでまたColumbia Stationに行く。店は窓を開けっ放しでJazzを演奏している。
店員のお姉さんに手で挨拶、テーブルの席に座る。
メニューをもらい選んでいると男性店員に「バドワイザー?」と聞かれる。
さすがに覚えられたか。嬉しいな。さっきの悲しい気持ちもどこへやら、空間に癒されていく。
サックスのおじいさんにも覚えられたようで会釈される。
この調子で少しでも会話できるようになるとまた楽しいだろうな。
そして大きなBubblle Pizzaなるものを食べ、Jazzを楽しむ。
幸せなひと時を過ごし、演奏が終わったので帰ることにする。
最後の最後、肝心なところでミス。
お姉さんに「How do you like,sir?」と聞かれたところを「Umm...Check please!」と応えた。
お姉さんは「Sure」と言ってレジに行ったのだが、一瞬の表情でなにか違和感を嗅ぎ取る。
なにか間違えたっぽい。
相手が「What would you like?」と聞かれたなら俺の応え方でいいのかもしれないけど、
たぶんHow do you like?っていきなり聞いてきた場合は「この場所気に入った?」とか
そんな意味だよね、よくよく考えたら。
英会話はかなりの速度でやり取りされるわけだけども、彼らは耳がいい。
まぁ、彼らの耳は完全に英語で育った耳なんだから当たり前っちゃ当たり前か。
というか一つの単語に結構な情報量がある。他の単語との組み合わせで意味が変わることもある。
英会話で必要なのは少しの文法と膨大なボキャブラリー、
それと単語をなるべく一つも聞き逃さないことかもしれない、と今は思う。
今日のバスのコーナー、
54系統なのに90系統の道を運転してる運転手さん。
Columbia Stationの帰りにバスを待っていると54のバスが来る。
俺は90代に乗りたいので行ってくれと合図すると「どれ乗るの?!」と運転手。
「90!」と言うと「これがそうだよ!」と景気よく言う。
意味を把握してないがそう言われたらとりあえず乗る。
こっちではバスの表示が出なかったり誤表示したりすることが結構ある。
料金受付の機械が壊れてるからタダで乗せてくれたり、なんとも日本では見ない光景だ。
マジで行くのかな、と料金を払うと「これは54も90も行くんだぜ」みたいなことを言う。
そんなこと可能なのか?!
俺が知らなかっただけでもともと54と90はコースが一緒だったのかな、
よくわからないが本当に90の道を運行している。
バス停の先々で待っているお客に「90乗るのか?!」と問いかける運転手。
すでに乗っているお客も「90で行くぜ!」と外のお客に声をかける。
なんだこの光景(笑)周りを見ると他の乗客も笑っている。
運転手の言うとおり90の道を行き目的地に着いたので「ありがとう」と言って降りる。
アメリカ国民のこういう底抜けた明るさみたいなところは好きだ。
【2012年アメリカ滞在日誌の最新記事】
この記事へのコメント
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