海外旅行初心者のワシントンDC３ヶ月滞在記

　「68日目【前半】 -NewYorkのカレー屋と日系美容院-」の続き

外は小雨が降り出している。飯屋でも行くか、とネットで調べた味千に向かう。
向かっている間に自分がChina Townに入っていることに気づく。
もう中国人で溢れかえっている。...

店は海鮮を売っているところが多く、中華素材や野菜屋もある。
中国にでもワープしたかのような錯覚に陥った。

その通りを抜けると今度は「Well come to Little Italy」の電光掲示板。
そこら一体を見て廻るがItalyは押され気味でChinaの店が圧倒的に多い。

そこで味千を見つけた。
日本のとんこつラーメンのチェーン店と思って来たのだが、やはり中国っぽい。

それじゃ意味がないなぁとLittle Italyへ戻り、創業100年以上のイタリア料理店があったのでそこに入る。



テーブルに座り水とトマトソースパスタを注文。
チキンとビーフどっちがいい？と聞かれ、なんか選べるの？ととりあえずチキンと言う。
しばらくするとワンプレートにパスタと、チキンのフライにチーズがたっぷり乗っている。
パンもついてなかなかの量だ。トマトソースは酸味と甘みが強く、どっしりと舌と腹にくる。



全部平らげ、コーヒーすらお腹に入らないのでチェックをする。
伝票を見るとパスタのみの値段じゃなかった。
コンボを頼んでしまったか、まぁいいやおいしかったし、適当に英語を流したのもいけないし。

店をさっと出て現住所と、あらかじめ調べてきていた観光地を見てみる。
一番近そうなのはここか、とHigh Line Parkへ行く。

ここは旧鉄橋の残骸を利用して作られた公園通りで、アパートや高層ビルを縫う様にある。
地面には線路も残っていて、そこに生える草や花が癒しの空間を作っている。



すでに夜だったのだが、上から見る街並みは綺麗で、スパイダーマンのような気分になれた。



バシャバシャ写真を撮りながら歩き、行き止まりまで来たので降りて、
タイムズスクエアの方へ移動する。

月曜だが人がいっぱいいた。アフロのバットマンが鼻をかんでいる。
なんともシュールな光景にニヤニヤする。

お腹も落ち着いたのでStarbucksでコーヒーを買う。
店員に注文し、名前を教えて待つのだが、名前が呼ばれない。
「Jim」と書かれたフラペチーノが来たので、もしかしてと思いさっきの店員に聞いてみる。
どうやら俺のらしい。Jimって外国式のあだ名で呼ばれると思ってなかったのでちょっと面白かった。

タイムズスクエアの段差でゆっくりコーヒーを飲み、人に写真を撮ってもらう。
やはり硬い表情で写る俺。人に見せられる写真じゃないな。



あとはお土産屋を廻り、親戚や友人のお土産を買う。
時間もいい頃だし帰りのバスの方へ移動することにする。


　追記
NYで100年以上の老舗イタリア料理Vincent'sに行きました。
ここはロバート・デニーロやビリー・ジョエルなど、著名人も来る店のようで、
壁一杯に色紙がありました。観光としては意外と穴場じゃないでしょうか。
内装もいい雰囲気で、ふらっと寄ってみた割りにいいお店に入ることができました。