海外旅行初心者のワシントンDC３ヶ月滞在記

　日誌より抜粋
今日はNational Cathedralに行った。
場所はDCから少し遠く、バスでAdams Morganの先を行く。
その日は曇りだったが周りは閑静な住宅街で、とても品があり美しい。...

住宅街をずっと歩いて進むと森の公園の入口があり、キリスト教系学校の先にそれはある。
テニスコートでテニスやグラウンドで野球をしていたり、ランニングをする生徒たち。

入口を入ってちょっとしたところに森に入る道がある。
徒歩者はそこを通って森林浴をしながら向かうことができる。

リスや鳥がそこでは生活していて、気の太さや森の深さがその場所の歴史の重みを感じられる。
森を抜けると馬に乗った誰かわからないが銅像が迎えてくれる。
その日は工事中なのか、正門からは入れなかった。



ぐるっと廻って裏門から入ろうとするのだが、途中にある庭園がまた綺麗だ。
さしずめ映画に出てくる中世のセットのよう。いやこちらがオリジナルか。

またずっと迂回すると芝生があり、また先に入口がある。さっきから何度も上を見上げてしまう。



建物は高く、20、30階建て分はあるだろうか。城のような教会は天に向かって堂々とそそり立つ。
中に入るとガイドの人にセルフツアーか団体ツアーか聞かれる。
団体の方はガイドの人が付いて説明をしてもらえる。

俺はセルフにして一人でじっくり見て廻ることにする。
入ってすぐ、まず教会は吹き抜けが高く圧倒される。



側面にはステンドグラスがたくさんあり、外の光を通しどれも美しく輝いている。



奥にはとても大きな祭壇やオルガンがあり、これもまた荘厳で神々しい。
地下には聖人の墓所のようなものががあり、教会全体が石造りのなので
地下はより一層静寂さで包まれる。

どこもかしこも美しく、宗教に疎い俺でも、ここに超常的ななにかが住んでいるように思えた。



なんだか心癒されて教会をあとにする。
帰り道ふらふらと敷地内を見て廻りながら歩いていたら後ろから「Do you leave?」の声。
後ろを振り向くと家族連れのお父さんが車から顔を出して声をかけてきた。

俺はこのお父さんが外の門まで乗せてくれるって
言ってるのだろうと判断したが、「No,Thank you.」と言う。

いろいろまだ景色を見て廻りたいし、森の道を通りたかったから。
でも乗ってみて少しの時間話すのも楽しかったかもしれない。

　追記
日本名でワシントン大聖堂、正式名称を聖パウロ大聖堂と言うらしいです。
大変大きな教会で、とても美しい外観と内装なので、ここは本当に穴場的なお勧めスポットです。

普通の観光客も多いですが、やはり教会とあって信者の方もいますので、
テンションが上がってしまっても声は出さないよう注意が必要です。