ハマグリの栄養の効能や旬の時期や保存方法について: 食材の栄養の効能や食べ方など、扱い方を学び料理上手に！

2015年03月10日

ハマグリの栄養の効能や旬の時期や保存方法について

　蛤（ハマグリ）は栄養素が豊富でありながら、脂肪もコレステロールも少ない食材です。二枚の殻がピッタリ重ね合うことから縁起物とされています。結婚式やひな祭りにはハマグリのお吸い物が出てくるのはこのためです。肥満や貧血、動脈硬化など生活習慣による疾患の予防に効果的な食材で、カロリーは１００g当たり３８キロカロリーです。

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ハマグリの栄養素と効能
・亜鉛：免疫力のアップ、肌や骨の発育の促進などの効能があります。酵素を活性させる成分でもあります。

・ビタミンB１２：異常のない正常な細胞の増殖を助けてくれ、神経を正常に機能させる効能がある栄養素です。

・タウリン：コレステロール上昇の抑制、眼精疲労の改善、疲労物質である乳酸の増加を防ぐことによる疲労回復などの効能があります。ストレスの解消効果も。

・カルシウム：歯や骨の主成分で、不足すると骨粗鬆症だけでなく生活習慣病や免疫異常、軟骨の変性などたくさんの病気を引き起こす危険性が高まるとされています。

美味しいハマグリの選び方
　重みがあり殻に艶があるものを選びます。閉じたもの同士をぶつけて高い音がするものが良品とされています。

ハマグリの砂抜き
　２～３％の食塩水にはまぐりが3割くらい頭が出るように浸し、冷暗所で一晩放置します。急ぎの場合でも２時間くらいは砂抜きします。

ハマグリの食べ方
　煮てよし、焼いて良し、蒸して良し、揚げて良しとバラエティに富んでいます。ただ「アノイリナーゼ」というビタミンB1を破壊する成分が含まれているので生食は避けましょう。「アノイリナーゼ」は加熱で破壊できます。ハマグリには旨みがたっぷり含まれているので煮汁までしっかり食べきる料理が良いと思います。火が通ってもあまり身が硬くならないのも特徴です。

ハマグリの保存方法
　砂抜きが終わったものをそのまま冷蔵庫で保存します。１～２日が賞味期限の目安となります。冷凍するときは一度バットに広げて冷凍してから袋などに詰めて冷凍保存するのがよいでしょう。

ハマグリの種類
・シナハマグリ：一般によく見かけるハマグリです。国内で取れているものもありますが中国からの輸入品がほとんどです。殻の模様は薄く、艶も乏しいのが特徴です。

・チョウセンハマグリ：外洋性のもので九十九里浜が産地として有名であり高級品です。殻に光沢はありますが模様は薄く、三角形のような形をしているのが特徴です。

・ハマグリ：内湾性のもので、有明海や伊勢湾が有名な産地で高級品です。殻に光沢が有り模様がはっきりしているのが特徴です。

ハマグリの旬の時期
　２～４月が一番美味しい旬の時期とされています。

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posted by 胡桃割り人形 at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 貝類

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