モロヘイヤの栄養の効能と食べ方や保存方法などについて: 食材の栄養の効能や食べ方など、扱い方を学び料理上手に！

2015年07月13日

モロヘイヤの栄養の効能と食べ方や保存方法などについて

　モロヘイヤとはシナノキ科の野菜で、地中海沿岸部が原産と言われています。モロヘイヤとはアラビア語で「王家の野菜」という意味と言われています。栄養価はほうれん草や小松菜よりも高いとされています。そのため近年ではスムージーなどのドリンクやパン、麺などにも混ぜられるようになりました。

　若い茎や葉を食用としており、青臭さやクセがなく、栄養素がとても多く含まれています。加熱するとオクラのようにヌメリが出てくるのも特徴です。日本では群馬県や愛知県、三重県など栽培が盛んです。

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モロヘイヤの栄養の効能
・鉄分：貧血や冷え性を改善してくれる効能があります。不足すると乾燥肌や抜け毛、だるいなどの症状が出ることがあります。
・ムチン：モロヘイヤのヌルヌルする原因の成分です。血糖値の上昇や血中のコレステロールを下げる効能が有り、胃壁を守ってくれるので、消化不良や食欲不振を予防する効果にも期待できます。水分を吸収するので胃や腸を刺激し便秘の改善にも効果があるとされています。
・カリウム：体内の塩分濃度を整えてくれる効能があるので、高血圧を予防する効果があります。
・βカロテン：活性酸素を抑える効能があるので、細胞の老化を抑える効果が有り、癌予防や血管、粘膜を丈夫にする効果もあります。
・ビタミンB１：糖質をエネルギーに変えるので、食べ過ぎた糖質を脂肪として蓄えられるのを和らげる効果があるのでダイエットに有効な栄養素です。
・ビタミンB２：過酸化脂質の生成を抑える効能があるので、動脈硬化を予防する効果があります。
・ビタミンC：美肌効果と高い抗酸化作用が脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化をよぼうしてくれる効果があります。
・ビタミンE：強力な抗酸化力があり、美肌効果や血流を良くする効能があります。
・カルシウム：骨粗鬆症を予防し、神経や筋肉、傷口の再生などにも関与している栄養素です。
・マグネシウム：血管内にカルシウムが詰まるのを予防する効能があるので、動脈硬化、高脂血症、高血圧を予防する効果があります。
・ポリフェノール：ケルセチンやクロロゲン酸などのことで、活性酸素を抑える効能があるので、

モロヘイヤの保存方法
湿らしたキッチンペーパーなどで包んでからビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。冷凍保存するときは軽く下茹でしてから水気を切って冷凍します。

モロヘイヤの下処理
　モロヘイヤは生のまま食べることができますが、アクであるシュウ酸が多いため、下茹でしてから料理に使うことをオススメします。下茹での方法は沸騰したお湯に入れて軽く混ぜる程度です。塩は必要ありません。茹でたものは冷水で一気に冷やして火の入りすぎを防ぎ、色もきれいに仕上がります。

モロヘイヤの美味しい食べ方
　下茹でしたものをお浸しや和え物、炒め物、天ぷら、汁物に、細かく叩いてトロロ状にしたものを納豆や豆腐にかけても美味しいです(*´▽｀*)北アフリカや中東では鶏肉や羊の煮込み料理に刻んだモロヘイヤを混ぜるそうです。

美味しいモロヘイヤの見分け方
　葉の色が濃く、葉先までしっかりしていて、切り口が黒く変色していないものを選びます。また茎が太すぎるものは下茹でしても口の中に残ってしまうことがあります。

モロヘイヤの旬の時期
　６月～９月がモロヘイヤの旬の時期です。夏は小松菜やほうれん草などの青菜類が品薄となるので

モロヘイヤの毒
　モロヘイヤの熟成した種やサヤには「ストロファンチジン」という毒素が含まれています。食べてしまうと嘔吐やめまいなどの症状を起こしてしまうことがあります。スーパーなど一般に販売されているものには問題ありませんが、家庭菜園など自宅で栽培されている方は注意して下さい。
　

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posted by 胡桃割り人形 at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 葉野菜

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