こちらのお店、是非行ってみたいと思っていた理由はいろいろあります。特に、基本的に500円というお値段のトンコツラーメンはいかほどのものなのか、興味がありました。替え玉が基本の博多トンコツラーメンは、もともとがリーズナブル。それが地方展開すると、ありえない高額となります。前回訪問した一風堂が良い例です。また、かつてお気に入りだった芳々亭がお気に入りから外れたしまったため、あらたなトンコツラーメンのお店を開拓したい気持ちもありました。
近所のコインパーキングに駐めたところ、20分100円。20分で食事は終わるのか?
お店は券売機制でカウンターのみ。お昼前に行ったので、5割ほどの入り。近所に飲食店が建ち並ぶ立地とは言え、企業の多い場所ですので、昼時の混雑は覚悟すべきかも。
メニューは豊富ですが、基本となるトンコツラーメンは醤油・塩・味噌に分けられています。博多トンコツラーメンは醤油?塩?悩んでいてもはじまらないので、今回はトンコツ醤油500円で。
カウンターに座って食券を出すと、麺の固さとスープの好みを聞かれます。麺は固め、スープは濃さは普通、油も普通でオーダー。提供までの早いこと早いこと。1分もかからずに出てきたのではないでしょうか。
見た感じ、500円相当ですね(笑
薄いチャーシューにキクラゲと葱がちょぼちょぼ、小さな海苔。表面に油と一緒に浮いているのはマー油かな?博多風と熊本風のハイブリッド?
麺はストレートの白い極細麺。固めで頼んだからかもしれないけど、ボソボソで粉っぽい。博多っぽいと言えば、言えなくもないけど。博多風トンコツラーメンだから、こんなモンと思えばそうなのかな。まぁまぁ悪くない。
スープは、やっぱり薄い。コクが足りない感じ。ラーメンとしては「あり」なんだろうけど、「博多風トンコツラーメン」として考えると、もっと攻撃的でもいい、というか攻撃的であってほしいという気持ちがあります。
卓上調味料は、塩だれ、替え玉用タレ(醤油ダレ?)、紅ショウガ、辛子高菜、胡麻、ラー油。頼めばおろしニンニクも出してくれるみたい。スリ胡麻と紅ショウガは必須。塩だれ、替え玉用タレも試してみました。スープが熱々なので、これらを投入しても極端にぬるくなることはなく、味変が楽しめるのは良い事です。
トンコツラーメンですから、当然、替え玉もオーダー。替え玉50円というのも良心的。いろいろ味を変えながら、美味しくいただきました。
最近、加齢のせいかニンニクをとると胃もたれがするので今回はニンニク抜きでいただきましたが、やっぱりトンコツラーメンにはニンニクですね。少しでも入れると味が締まります。自重したのは失敗でした。次回は是非。
普通のオーダーではもの足りませんが、替え玉するとお腹いっぱいになります。本体+替え玉で550円。駐車料金を合わせても650円。一風堂のアレはなんだったんだ?博多トンコツラーメンは基本的に庶民の食事。だったら、その精神を受け継ぐ哲麺こそ王道?確かに麺は業務用、スープは化調っぽさを否めませんが、ラーメンは庶民のものという原点を思えば、これは正当な博多風トンコツラーメンの姿なのかもしれません。
値段相応に美味しくいただきました。駐車場代を払ってでも、また来たいと思います。
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