丸森の名店。行きづらい店ではありますが、何かのついでにできるだけ行こうとは思っています。
最近、メニューに変更があったとのこと。こちらのお店もSNSをやっていないので、情報は人づてになります。
人気店・行列店と言われていますので、早めに行きました。11時から営業しているので、早めに行けば混雑も分散されるかな。とは言え、開店前から行列で、開店後も次々とお客さんがやってきます。とりあえず、待たずに順番に入店できました。
カウンターについて、正直「え?」と思いました。現在のラインナップは「中華そば」と「煮干し中華」らしいのですが、中華そばは調整中で、現在は煮干し中華のみの提供とのこと。う〜ん。
以前は淡口・濃口のツートップでした。その前は全部載せもありました。だんだんメニューが絞られていくなぁ。
そもそも私は煮干しラーメンはあまり好きなわけではありません。世間では煮干しラーメンが流行っていて、煮干しラーメンを提供する有名店も多数ありますが、私は全然興味がありません。もちろん美味し店もあるのは認めますが、積極的に食べたいとも思わないので、せっかく丸森まで来て煮干し中華しかない、というのは地味にショックでした。
でもそれしかないというのなら仕方がない。きく屋の作る煮干し中華なら、きっと他よりも美味しいに違いないと言い聞かせました。800円。値段も上がってますね。ますます疑心暗鬼に。
しばらく待って着丼。う〜ん、煮干しかぁ、と思いながらスープをすすってビックリ。
え?これが煮干し?私が食べてきた煮干しラーメンとは全然違う。味も風味もまるで別物。言うまでもなく、抜群に美味しい。言っちゃ悪いけど、いわゆる世間一般でもてはやされている煮干しラーメンとはなんだったのか?と思うほどに衝撃的な美味しさ。エグミない、くどくない、酸っぱくない、しつこくない、従来の煮干しのイメージは皆無。ただただひたすらに旨味だけが口に広がります。美味しい。
麺は断面の丸いストレートの細麺。ツルモチ、と言うよりもツルスルって感じ。表面が滑らかで歯触り舌触り良く、スルスル入る感じ。固めの茹で上がりの麺が多い昨今にあっては、むしろ柔目とも言えるけど、不満はないし違和感もない。このスープにはこれくらいの茹で加減の方がベストマッチなんだろうな、と自然に思える相性の良さ。麺長め、麺量多めは、以前と変化なし。
トッピングはカイワレっぽい青菜とチャーシュー、メンマ、ナルト、刻みネギ。葱の刻み方は、世間でよく見かける煮干しラーメンっぽい。でもそれだけ。チャーシューがとても美味しいです。ふんわり柔らかで歯触りも良いし、燻ってあるので香ばしく、食欲をそそります。
悔しいけど、これで800円なら惜しくないわ、チクショーめ!納得の価格だわ!脱帽だわ!
いつも値段に不満を漏らす私が、すっかり満たされて店を後にしましたとさ。調整中の中華そばも楽しみです。
11:00〜 水曜・日曜定休
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