当日は当然混むだろうし、平日の前日も近所の勤め人で混むだろう。前々日なら、それほど混まないんじゃないかな?梅雨は明けてないけど、急に暑くなったので鰻を食べる口実にはもってこいだし。
と言うわけで、今年も明ぼ乃。壱弐参横丁にある鰻料理の老舗店。土用丑の日の鰻は、毎年ここだよなぁ。やっぱり鰻なんて元々は庶民の食いもんだし、近年になって高級感が植え付けられたとは言え、格式張って食うもんでもないという持論もあり下町の横丁に馳せ参じる次第。
万が一の混雑を想定して開店15分前には到着したにもかかわらず、すでに行列に。土用丑の日、侮りがたし。と言うか、やっぱり「鰻は明ぼ乃」というお客さんはいるんだなぁとしみじみ感心しました。
さて開店、最初のロットに間に合ったようで、待たずに入店できました。オーダーは毎年同じ、鰻重を丼で。価格の違いは載っている鰻の量です。鰻が一番多いのは鰻重。これを丼にしていただきます。さすがにこの「裏技」というか「ローカルルール」を知っているお客さんが多いと見えて、ほとんどのお客さんが「鰻重を丼で」とオーダーしていました(笑
3500円。高い昼飯。でもその価値はある。
店内、4卓。相席はさせないようです。お一人様で1卓使ってごめんね。
鰻丼は肝吸いとお漬け物もセット。漬け物は味濃い系。鰻のタレは甘さ控えめのビターなタイプ。鰻は部位によって歯応えがあったりふっくら柔らかかったり、様々な食感が楽しめます。何よりも、とにかく美味い!美味い!美味い!
スーパーの鰻も美味しくなる裏技を駆使して食べる事もありますが、やっぱり専門店には遠く及びません。
自宅で食べる時は最初から山椒振りまくりですが、山椒を振ることさえ忘れて堪能し、残り1/3くらいのところで山椒を思い出して振ってみました。山椒のスパイスを追加しても、これはこれで美味いねー。
今年も美味しくいただきました。お店としては明日から忙しくなる予定だったようで、まさかこの日にこんなにお客さんが入るとは想定外だったそうです。ご夫婦二人体制で、てんやわんやでした。末永くお店を続けていただけることを祈らずにはいられません。
美味しかったです、ごちそうさまでした。
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