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2016年10月09日

生前の母がリクエストした父の遺影

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母の遺影

夫である父を残して先に旅立った母。

そのははの遺影は、母が永眠した後、通夜まで時間がない

短時間の間で選考した。

色々なことを短時間で決めて行かなければならない中で、

生前の母と前もって話が出来ていたことは

とてもいいことだったと、その時に思えた。

殆どのことを躊躇なく決断できた。

母が永眠する約5か月前、葬儀屋さんを交えて

色々な話をしてあったのでした。

一番時間が掛かったのは、母の遺影の写真の選別でした。

アルバムを引っ張り出して、兄弟で選別しました。

アルバムを開くわけですから、話が逸れないはずがありません。

本題に中々戻れない場面も多々ありました。

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父の遺影選び

父は現在、老人ホームでお世話になっています。

障害者1級ですが、健康状態は良好です。

そんな父も、遅かれ早かれ逝く日が来ます。

しかし、その父の遺影選びには時間が掛かりません。

決して父が適当に扱われているわけではありません。

父の遺影は母が生前に選んであるからです。

遺言の一つとして、私が聞いてあったのです。

丁度、葬儀屋さんを呼んで話をしていた時期に、

流れで父の話になり、その時に母が言い出したのでした。

「お父さんの遺影はその写真を使って・・・」

部屋に飾ってあった父の笑顔の写真を見て・・・。

その時既に、母が夫である父よりも先に逝くための

心の準備を始めていたのかもしれません。

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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