癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

母が癌で入院してから8か月以上が経ちました。
同時に、母親の「死」を真剣に意識してから8か月余り、
入院当時のあわただしい様子を昨日のことのようにも
数年前のことのようにも感じる。

入院中も退院後も、葬儀やお墓のことについて簡単に調べはしてみたものの
何から？・・・何をどうしたらよいのかがさっぱりわからずに過ごしてきた。
母に気付かれないように、水面下で・・・
そんな思いがあったのも記憶しています。

生前に葬儀やお墓のことについて、親と話をするなんて縁起が悪い！？
先が短いことを意識させてしまう！？
逝く準備をさせてしまう！？
・・・色々なことを先回りして考えていた。

ステージ�Wの母に現実逃避
ステージ�W・・・母の病名は
非小細胞肺癌（腺癌）で、脳転移もあった。
頭蓋内腫瘍摘出手術を終え、頭部に放射線治療を施し
抗がん剤（アリムタ+カルボプラチン療法）を6クール、
治療中、副作用症状に苦しめられることも多々あったが
一定の効果はあった。

そんな母を見ているうちに、いい意味でこのままの状態が
ずっと続き、ひょっとしたら奇跡が起きるかも！？
と、思うようになってきた自分がいます。

「諦めない」と思いたいのか、本当にそう思えているかは定かでは
ありませんが、望みは持っているつもりです。
そんな意識が、「今後の大事な話」の妨げになっていたと思います。


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葬儀は家族葬
あるとき何気無い会話が、葬儀の話に発展した。
突然降って涌いたような話の展開に一瞬躊躇（ちゅうちょ）した私は
、ワンテンポ遅らせて話し始めた。

母67歳は、がんで闘病中
父70歳は、脳梗塞が原因で重度障害者（施設入所中）
このままだと、母は父を看取ることが出来ない可能性大。

そんなことは母も覚悟していること。
そんな母に、父の葬儀は「家族葬」を考えているよと伝えた。

母は、「私も家族葬でお願いしたい」との返事でした。

お墓は？
お墓はどうしよう？との問いかけに何も答えられず、「うーん」と
うなる私に対して母も沈黙。

経済的に裕福ではない私の家計を考えると、大金は用意できない。
母親の貯蓄も、他界する頃にどれくらい残るかもわからない。
母の貯蓄で賄えるレベルのお墓が一番都合が良い。
そんな感じ時の言い回しをしてしまいました。


仏壇は？
どんな種類があるのかさえわからない。
使い方も、ルール！？もわからない。
49日までは毎日ごはんとお新香などを用意して、並べ方もあるとかないとか。
勉強しなければ・・・。

早速、今週葬儀屋と母と私の3者で話を進めることとなりました。


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