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2017年08月05日
生き甲斐と人生の目的の違い
生き甲斐とは、完成のないものですから、
死ぬまで求道ということです。
達成というものはもうない、
それで、家康も、
「重荷を背負うて遠き道を行くが如し」
と詠んでいるのです。
死ぬまで求道になってしまうのです。
道を求めるということは、
決して楽なことではないです。
死ぬまで求道とは、結局死ぬまで苦しみということになります。
不実の信心とは、完成のないものなのです。
では、なぜ不実の信心は完成がないのか、
よく知らねばなりません。
五欲、欲にも代表的なものが五つあります。
五欲を満たして幸せになろうと、
お金、彼女、家などです。
欲を満たして幸せになろうとするものです。
しかし、欲にはきりがないです。
無限の欲望で、有限の人生を満たしきることはできない。
人生が無限であれば、満たすこともできるかもしれないですが。
どこまで行ってもきりがない。
「越えなばと、思いし峰に来てみれば なお行く先は 山路なりけり」
小学校終わったら勉強しなければいいかというと、
中学校でもしなければならない、
中学出ても、
高校出ても、勉強しなければならないのです。
社会に出ても、やっぱり勉強ですよ。
人間関係学、そんな人はまずいないです。
結婚したら、やっぱり難しいです。
そんなものが次々出てきます。
だから、死ぬまで求道になる。
趣味や生き甲斐には、死ぬまで完成がないのです。
それに対して人生の目的には、完成がある。
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