『親近せざるは雑修の失なり』と『礼讃』にあらわせり。
(御一代記聞書150)
親近せざるは雑修の失なりと
往生礼讃に教えておられます。
往生礼讃とは、善導大師の書かれたものです。
信心決定していない人にとって、
善知識や同行から聞かせていただく言葉というのは、
真実であるので、聞かせていただくと大変辛いです。
善知識同行の言葉というのは、
あまりにも真実で、聞くと耳が痛いのです。
至言は耳に逆らう
と言われます。
本当のことを言われたら、
イヤだと思いませんか。
だから、善知識同行に近づかないように、
近づかないようにしてしまう。
雑修の失というのは、自力の欠点であるということです。
他力を嫌うのが自力の本性です。
近づかないように、近づかないようにしてしまう。
善知識、同行に近づいて、誤りを正して頂きなさい、
と言われています。
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