弁円の歌にこのような歌があります。
山も山道も昔に変わらねど変わり果てたる我が心かな
山や道の風景は全く変わっていないけれども、
私の心はガラリと全く変わってしまった、と言っています。
変わり果てた、というのは、大変わりしたと言うことです。
もし、弁円があのときに、
親鸞聖人を憎いと、殺しに行くことがなければ、
親鸞聖人に近づくと言うことも無かったでしょうし、
近づくことが無かったら、一生苦しみ続けていたでしょう。
恨み呪うというのは、恐ろしいことですが、
親鸞聖人に近づいたから、生まれ変わることができたんです。
弁円が襲いに行っているのは、
親鸞聖人が襲われる、ということでドキドキしますが、
弁円がどんどん親鸞聖人に近づいているということでもあります。
とにかく仏教の先生が教えを説かれる
仏教講座に近づきなさい、
同行に近づきなさい、と言われます。
近づかなかったら、縁がないです。
仏法を謗る、謗法罪を造るだけです。
しかし疑ったり謗ったりすることさえも因縁となって、
本当の幸せに救われることがあります。
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