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2021年04月20日

稚心を去る

幕末の志士、橋本左内が14歳のときに著した『啓発録』の最初に、「去稚心」(稚心を去る)というものがある。

今朝の学年集会では、学年主任が中学一年生に、この『稚心を去る』という言葉とその意味と、行動指針の話をした。

14歳といえば、今で言えば中学二年生である。

安政の大獄で斃れた橋本左内は、当時、未来を見据え、日本の行き先を案じたのである。
そのためには、自らが正しく生きてなくてはならないと心得、『啓発録』を著し、自らを律する生き方をする。

稚心とは幼稚な心、親や誰かに頼る心、依存心。他人や環境のせいにして逃げる心。人をはやしたてたり、いじったりする低俗な心。大事なことをさぼる怠ける心。都合の悪いことをごまかす偽りの心。将来を考えず、その時の楽しみに興ずる心。

そんな話を、入学間もない中一に、懇々と話す。

「私は、この学年を学校一素晴らしい学年にしたいんです。稚心を去らなければ、成長dけいません。その中で、もし先輩たちで稚心を捨てられない人がいたら、そんな先輩を抜いて欲しいんです。君たちには絶対できると思っています。」

そう熱く語る言葉は、生徒たちに何かしら伝わったに違いない。
難しい話なのかも知れないが、その話も繰り返し聞けば、いつしか理解が進む。

過去は、意味の分からない漢文を音読させるという教育を行っていた時代もある。

フォローのつもりで、私はその後の一時間目の業で、もう一度彼等に語る。

「人ごとではないよ。自分のことだよ…。」

彼等の目は輝いていた。

一年かかってもまだ幼い新中2を超えていくのは、そう先のことではないかも知れない。




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