アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2021年04月13日

先生、何年生ですか?

先生、何年生ですか?

このところ高校生からよく、「丹澤先生、何年生ですか?」、と尋ねられる。
要は、何年生担当なのかを聞いてくるのである。

今いる高校生は、皆、私と関わりのある生徒だ。
私が直接教えていない生徒もいるが、私を知らない生徒は誰もいない。
新年度になり、私がどの学年なのか、興味あるのだろう。

高校生は自分が歩んでいた中学校時代と、今の中学生を比較する。
「自分たちのときと比べて、今はどうなのか」が気になるのだ。

だから、しばしば、
「俺らのときと比べて、今の中学生はどうですか?」
と尋ねてくる。

実は、この言葉にはもう一つの意味がある。
高校生にとって、中学生の言動は、あまりに幼く見えるのだ。
自分たちもその時代を経過していたにもかかわらず、そんなことは忘れてしまって、今の姿を見て、悶々とする。

「今年は中1だよ。」
と答えると、「担任ですか? 学年主任ですか?」と聞いてくる。

今までの私のイメージが、担任であったり、学年主任であったりするのだろう。
私にも、そういう口うるさい時代があったのだなぁ、と改めて感じる。

「授業はどこのクラスですか?」
彼等は、習熟度別クラスの私の担当クラスを聞いてくる。
以前の私は、最上位のクラスしか担当しなかった。
私は、そのクラスで、リーダー学を教えた。

「俺は頭悪いから、もう一番上のクラスは担当しないよ。もっと、頭いい先生方ばっかりだから…。」
恐らく、彼等には自虐的に聞こえるに違いない。
だが、このことは真実でもあるのだ。

結局、この人生、この部分をクリアすることなく終えるような気がする。
努力で挽回できる部分もあるのだろうが、もともとの頭の悪さは、いかんともしがたい…。

私が、他の先生とは違う、「何か」を持っていることは事実だ。
良いことも悪いことも、それが、じわじわっと彼等に染みこんで、彼等は私を慕ってくれる。

私は、そうやって教員人生を生きてきたのだ。





ファン
検索
<< 2021年04月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
最新記事
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
丹澤三郎さんの画像
丹澤三郎
プロフィール
リンク集
おすすめ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。