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2019年06月03日
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」見てきました
個人的な意見ですが、昭和のゴジラシリーズは怪獣が増えるたびに子供向けの色合いが濃くなり、ピークでは10種を超える怪獣が入り乱れ、いったん崩壊したように思っているので、今回は良い調子で進化しつつあるハリウッド版のゴジラが迷走するんじゃないかと心配しましたが、ギリギリセーフかな(笑)?





2014年にゴジラが暴れまわった5年後が舞台のこの映画。ゴジラの出現により巨大生物を処分する事を求める声が世界各地で起き、同時に巨大生物の調査を行う未確認生物特務機関「モナーク」に何かしらの事実を隠蔽しているのではないかと疑惑の目が向けられる。

モナークはゴジラ以外にも巨大生物が存在していたが、彼等を過激な自然保護団体が襲撃。モナークが保護、管理をしていた眠りについている巨大生物を次々と覚醒させていく。暴れまくる巨大生物を制圧するのは人類の軍事力か、それとも「怪獣の王」か。

それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】にはいります。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。

【感想:Start】

正直なところ、この映画はオリジナルのゴジラを追いかけていた世代やマニア以外の目にどう映ったか。この感覚は今年見た映画で言えば「メリー・ポピンズ リターンズ」や「劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉」に似たところがありますが、悪く言えば「内輪ウケ」って所ですかねぇ。

随所に過去のゴジラ作品のオマージュが見られましたが、キングギドラの全身からの放電で戦闘機を攻撃するシーンは日本版の最新作「シン・ゴジラ」のシーンからでしょうし、オキシジエン・デストロイヤーはもちろん芹沢博士が原爆の起動に志願するシーンも言うまでもなく「ゴジラ」から。

そして音楽も耳馴染みのある曲を現代風にアレンジしながらも、オリジナルがしっかりと残してある楽曲にはニヤリとしますが…スマン、モスラだけはどうにかして欲しかった。この映画ではモスラの出現地が中国であるなら中華風の曲でも良かったと思うんですが…当然、私の意見では逆!この曲を生かすために「インファント島」の設定をこの時代にスクリーンで見たかった(笑)。

さて、映画の内容に移りますが…残念ながらこちらは大味。要は過激な自然保護団体が人類浄化を目的に怪獣たちの解放をするわけですが、その流れも、そしてそれが引き起こす状況も死者が大量に出る惨事にも関わらず何とも単純すぎる。

そして最後はゴジラとその仲間達って言うような構図は冒頭で書いた「崩壊」「迷走」の(ホントにギリギリの)一歩手前って感じでした。ついでに言うと、エンドロールで席を立った人達が見逃した追加シーンで、どうせバイオ技術を使って…って続編を作る気満々なあざとさ。いや、やっぱり「崩壊」「迷走」は始まったか?

まぁ、ファーストデーだったから良かったかな、って感じでした。

【感想:End】

最後に。この先の鑑賞予定は「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」「パピヨン」、そして「劇場版パタリロ!」は保留かなぁ。と同時に話題作"風"のアニメが目白押しだけど、これらは姪っ子シスターズの要望がなければ見に行くことはないだろうなぁ。





ゴジラ キング・オブ・モンスターズ|映画情報のぴあ映画生活



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