2007年08月27日
プロフ【発光する深海魚たち】
深海に棲む生物の中には自ら発光するものが少なくありません。深海の中で自分の居場所を知らせる「発光」と言う行為は繁殖に必要なパートナー探しにも非常に重要な意味もありますが、自らを危険に晒す事にもなります。
今日、フジテレビの「新報道プレミアA」にて“プロフ”にはまる女子中高生を特集していました。プロフとは大雑把に言うと自分のプロフィールをサイトにアップし、それを見た人達のなかで自分の趣味趣向が一致する相手にメッセージを送ったり、友達になったりするシステムのようですが、私もあまり興味が無いので詳しくありません。
ただ、よりきめ細かな趣味趣向を晒せばよりそれに一致する友人が見つかるのでしょうが、これって個人情報を自ら晒して喜んでいると言う、私なんぞにはまったく理解できないバカげた事をやって楽しんでいます。
番組中ではその様な行為を嗜める母親に対し、中学生の女の子が一生懸命反論しながらプロフを続けて、そこを通じて知り合った女の子と(無事に)顔を合わせて遊ぶ姿が放送されていましたが、これは運が良かっただけ。当然、番組ではその危険性を喚起していましたが、多分被害者予備軍の耳には届かないでしょう。
自らをより美しく「発光」させるべくプロフに力を入れる少女達、しかし彼女達を餌として狙うより大きな魚達がいることも十分に考えておくべきです。
ついでに一歩踏み込んだ考察を入れると、この様な手段で友人を手に入れようとする彼女達、そこで知り合う友人にどれほどの価値があるのか?との疑問もあります。簡単に言ってしまえば「携帯のみが繋ぐ絆」であり、その関係も簡単に切ることも可能な感覚でいます。
関係ないようであるような気もする事件として愛知の拉致・殺害事件を起こした事件がありました。
犯人の彼らも「携帯のみが繋ぐ絆」で組んだ鬼畜どもですが、携帯を捨てれば犯罪を犯した事実からも切り離されるとの錯覚があったのかもしれない。そう考えると携帯が招く被害がまだまだ増えそうであると同時に、切り離せない人が増えてきそうです。
ちなみに自ら通報した川岸容疑者、死刑にはならないでしょうねぇ。しかし、彼らは別の組み合わせでの余罪もきっちり調べるべきですし、「犯罪仲間を募るサイト」はきっちりと糾弾し、そこを利用したと思われる犯罪を徹底して追うことを期待しています。
その事がこの手のサイトの撲滅と、利用しても足が付く事を知らしめることにもなりますし。
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