かつて全日本プロレスで活躍し、WWEではウマガのリングネームでリングに上がっていたジャマール選手が４日、心臓発作で亡くなりました。36歳という若さでした。

ＷＷＥの前人気レスラー「ウマガ」が死去、心臓発作で
http://www.cnn.co.jp/sports/CNN200912050014.html


　最近はプロレスを見る機会も少なくなり、リアルタイムにプロレスの話が出来るくらいに試合を追っていた最後の時期くらいに活躍した選手でした。

　三沢選手がほとんどの選手を引き連れプロレスリング・ノアを旗揚げし、潰れかかった全日本プロレス。その後、残された選手が頑張りや新しい選手を迎えるなどして盛り返した結果、（個人的な感想ですが）「古きよき時代」の臭いを取りもどした頃の重要なポジション…と言うか、最強外人の座にいたのがジャマール選手でした。

　その絶頂期は2004年。太陽ケア選手とのコンビで世界最強タッグリーグ戦で優勝、翌年に世界タッグのベルトを奪取した時は歴代の最強外人コンビに肩を並べる存在に思えるほどの勢いがありました。そして当時、全日本プロレスのリング上では個性溢れる選手とユニット（軍団）が入り乱れ、一時は瀕死だった全日本プロレスとは見違える充実ぶりでした。

　そんな最中、突然の全日離脱＆WEEへの復帰が発表されました。元々ジャマール選手はそのWWEを解雇されたところを太陽ケアの誘いで全日に参戦した経緯もあるんで、WEEに戻るとは思っていませんでしたが、実際はギャラなどの面で家庭の事情もあったようでした。

　いつかは日本で試合することを願っていたようですが、その夢も叶わずこのような結果になってしまいました。それにしても若すぎるし、健康管理をもっと徹底させていれば防げた死かも知れません。が、このような結果になってから詳しい事情を知らない人間は何とでも言えるんでしょうねぇ。

　今年も残りわずか。それでいて今年だけで題名に「訃報」の文字を書いたのは何度目か。ご冥福をお祈りします。

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