プロレスファンにはつらい日が続きました。昨日のブログ版に慌てて追記し、その後の容態が心配でしたが･･･インディーの名レフェリー、テッド・タナベ氏が亡くなりました。奇しくも先日亡くなった三沢選手と同い年の46歳でした。

大阪プロレスのレフェリー急死＝テッド・タナベさん、試合直後に
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2009061500916

　亡くなった状況も酷似する不気味さを感じますが、試合直後に意識をなくし、そのまま帰らぬ人となったようです。（ただ、記事には「リングから降りたところで突然倒れた」とありますが、実際はちょっと違うようですが･･･）


　ご存知の方も少ないかもしれませんが、インディーならではのコミカルな試合も有刺鉄線が取り囲むリングでもプロの仕事をする名レフェリーでした。

　一般的にスポーツにおける審判は「試合を裁く」と言うのが一般常識ですが、プロレスの世界では「試合を作る」のがレフェリーの仕事。その点では反則を見落としたり（見逃す？）誤爆で倒れて見せたり･･･と言うのがレフェリーに要求される能力。言い換えればレフェリーもリングの上で戦っていると言っても過言ではありません。


　彼について覚えているのは某プロレス団体の分裂騒動の時、対立する選手同士が記者会見で声を荒げあう場面がありました。団体分裂などではありがちなシーンでもありますし、ブック（分かりやすく言えばヤラセ）と言う場合もありますが、その時はガチだったようでしたが、その場に居合わせたタナベ氏が両選手を一喝した事がありました。

　その後、紆余曲折ありいがみ合った両者が再び同じリングに上がった時、そこにいたのもタナベ氏でした。

　本当に当分の間使いたくない言葉ですが、故人のご冥福をお祈りします。

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