先日、仕事中に急に手塚治虫の「ブラックジャック」のあるエピソードを思い出した。

　題名は「幸福な男」と言う話で、海外で事故に遭い亡くなったある企業の御曹司に成りすまし日本に入国した男の物語で、その成りすましの手段としてブラックジャックに整形手術を依頼します。帰国（入国）後、唯一の肉親である御曹司の母親を上手く騙せたものの、その企業は件の事故で破産。セレブな生活を夢見て日本に来たものの、赤貧生活を送る事になります。

　当然、赤の他人である母親との生活の中、身勝手な暮らしを続けるものの実の母親からは受けたことのない愛情を受け、次第に実の息子として生きてみるのも悪くないかと思った矢先･･･。（あらすじは「ブラックジャック」「幸福な男」でググってみて下さい）

　初めてこの話を読んだのは小学生か中学生の頃かな？しかし今、この歳になって思い返してみるとかなり涙腺を刺激します。

　子供の頃には感じなかった感覚、同じエピソードでも読む側の年齢によって深みと味わいが変わるストーリーは最近の漫画家にはなかなか出せない要素かもしれません。（もっとも、読者側も要求していないのかもしれませんが）


　いや、ふと思い出しただけのお話でした。


　最後に。またまた姪っ子シスターズが来襲。日曜までいるようですが、こりゃこの週末もゆっくり休めそうもない･･･（って、嬉しいくせに）

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