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2008年10月03日
「落下の王国」見てきました
 先日紹介した映画、「落下の王国」を見てきました。福岡の人間にしか分からないネタですが、場所はKBCシネマ。しかし、明確な場所が分からずに携帯の映画情報検索&上映館情報を見てみると・・・なんでビックカメラの裏手を指すんだ?いや、マジで一瞬信じてしまい、タクシーに乗っちゃいましたよ(怒)

 さて感想ですが、これまた【感想:Start】【感想:End】にネタバレの恐れがありますんでご注意を。

【感想:Start】

 一応、映画紹介のあらすじでも書かれているんで割愛すると同時に、その辺はご存知と言うことを前提にした感想になりますが、まずははっきり言ってストーリーはやや難解でありながら陳腐なところもあります。しかし、空想世界の舞台としての世界遺産と衣装の美しさは一見の価値があります。

 そして自殺願望の強い青年が少女を操るために始めた空想のストーリーは、実は自分自身の心の苦痛を吐露したものでもあり、ちょうど心理学的な療法に近い形になっていた事が終盤に分かってきますが、それを分かった上で(空想世界の主人公である)「黒山賊」がエヴリン姫に銃を向けるシーンは思い返してこそ、深みを感じるシーンの様に思えました。

 で、もう一度ストーリーについて「難解」「陳腐」と言う少々相反する言葉でありながら、ストーリーを評するのに致命的な言葉を使いました。特に物語りに目を光らせる少女、アレクサンドリアの実世界での境遇(特に父親の死など)が伝わりにくく、それでいて空想世界の各キャラクターの運命も(もちろんストーリーテラーである青年、ロイが作でもあるので)陳腐と言い切ってしまえばそれまで…

 ですが、映画自体のストーリーが包含する空想世界の物語がそうであるため、映画全体までそう考えがちですが、ラスト・シークエンスのサイレント映画の数々は、そのシーンを見る人それぞれにハッピーエンドかそれとも少女の思い込みなのか、判断を任せるような作りになっているようです。

 あとでサイトを確認した結果、青年お名前は「ロイ・ウォーカー」と分かりましたが、映画を見ていた時点では「ロイって“○○○○・○○○”の愛称!?」って思っちゃいました(笑)。まぁ、思い込みが強いって事かなぁ?私はハッピーエンド派って事か。

【感想:End】

 最後に。「みあれ祭」はタイミングが今ひとつ合わず、一日は宗像大社にお参りだけでした。ちょっと残念。

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