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2012年11月13日
「のぼうの城」見てきました
 日曜のダブルヘッダー2作目。よくよく考えると歴史モノの邦画っていつ以来だろう?圧倒的な数の不利を逆転し、2万の軍勢を奇策で退けた史実を元にしたこの映画。予告編を見て、なぜか私の「見たい映画ランキング」に一気に食い込んだ映画でもあります。



 大逆転劇ってのはとにかく爽快。どの様な戦略、戦術で大軍を退けるか。史実を元にしているって触れ込みですから、あまり荒唐無稽なことは無いだろうが・・・興味津々(笑)。

 それでは今回も【感想:Start】〜【感想:End】スタート。この間にネタバレの可能性があります。

【感想:Start】

 最近、実話を元にしたと言いながらガンガン脚色し、ほとんどフィクションじゃん!って言いたくなるような映画が多いんでほんの少し警戒していましたが・・・歴史モノと言うこともあり、物語として十分許容範囲。主人公の「のぼう様」こと成田長親の奔放さは多分に脚色されているとは思いますが(笑)

 智も才もなく、勇猛でもない長親が「水攻め」と言う窮地をどのようにして脱するか。まぁ、結論から言ってしまうと彼の人間としての魅力と、根底にある頑固さ、そして最後には民のために命を張る決意。それらがコミカルなシーンで表現されていますが、なかなかの名シーン。それにしても野村萬斎さん、あの足場の悪い小船の上で踊る「田楽踊り」は唸ってしまいます。

 全体を通し、水攻めのCGがやりすぎで萎えてしまう、野村萬斎さんの動きが能楽っぽすぎる、親しみやすいとは言え農民が長親に馴れなれすぎないか、和泉も丹波も火縄銃の銃撃を一発も浴びずに戻れたのか、水攻めで逃げる犬を水を目にする和尚が無事に生き延びられたのか・・・などなど、突っ込みたくなるところはありますが、それも含めて許容範囲としましょう(笑)。

 で、ちょっとだけ気になったのがグロ表現。覚書の読者なら私がかなりグロの耐性が高いのはご存知でしょうが、仮にこの映画を姪っ子に見せるとして、やはり槍での一騎打ちのシーンはちっちゃい子供やグロ耐性の弱い人にはきついかなぁ。

 ちなみに最後のエンドロールでの映像はもっとしっかりとやるか、まったくやらないかのどっちかにして欲しかったなぁ。ちょっと中途半端(笑)。


 おっと忘れてた。この映画をネタに「リーダーとはどうあるべきか?」などを語る○○評論家とか出てきそう(笑)。そんなヤツがいたら、明らかに××ですから(笑)。

【感想:End】

 最後に。大谷吉継役の山田孝之、どんだけ映画にでてんだよ!ここ1〜2年で見た邦画のうち6本に出てた(笑)。他は最高で3本くらいの人が数人いるだけだから、群を抜いてるよなぁ。もちろん、私が見るタイプの映画限定ですが(笑)。


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