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2012年10月03日
「アシュラ」見てきました
 今から40年以上前、有害図書に指定され回収騒ぎまで起こしたジョージ秋山の問題作をアニメ化した今回の作品。今日は午後から福岡市内で空き時間があったので、時間のあうモノを探し、ちょっと気になる映画として見に行きましたが、一言で言うと“いろんな意味で”よく映画化したなぁ・・・と言う感想です。



 いやいや、正直なところ2日連続で私の感覚では消化しきれない映画の感想を書いてしまいます(笑)。あまりオススメとは言えないかもしれないクセのある映画だと言えるでしょう。では恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレがありますんでご注意を。

【感想:Start】

 もう一度書きますが、ホントに「“いろんな意味で”よく映画化したなぁ」と言う映画でした。テーマにある「(単に)生きること」と「人として生きること」の間にある違いと、決して誤魔化すことの出来ない本質を表すには強烈過ぎるストーリーと映像の様に思えました。

 獣同然のアシュラが人の心を手に入れはじめ、それゆえに生まれてきたことを悔やむようになる。それまで生きるために何の疑問も持たずに人を狩り、喰らう事にすら疑問を持たなかった頃には無かった形の痛みを感じることが出来るようになったからでしょう。

 しかし、直接的に斧で人を殺め、その肉を喰らうアシュラの姿に嫌悪しながらも、現代の社会でも斧の代わり、人肉の代わりに金や地位などで同じ事をしているのかもしれません。その事を自覚していなければ、「獣同然」の頃のアシュラと大差ないのかもしれません。

 まぁ、アシュラがあの年までどの様に生き延びてきたのか?などを真面目に疑問としてあげるのはナンセンスですが、やはり言葉を覚えるプロセスなどはちょっと性急な感じがしたなぁ。それから法師さま、アシュラと「縁(えにし)」とか言いながら、ファーストコンタクトからきちんと面倒を見ていれば・・・


 ただ・・・言ってしまえば解釈が難しい映画で、私も今回の感想は“搾り出した”感じもしています。実際、難しいわ(笑)。

【感想:End】

 最後に。明日は「エージェント・マロリー」を見に行こうかと思ってますんで話が先になると思いますが、今週は平日は休みで、来週からは(かなりの確度で)福岡にいられそうな予感。

 と、ここまで書いたところで今日は寝ます。ではでは。



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