最近のニュースでニュートリノが光速を超える値を出したとか言ってましたが･･･

光速超えるニュートリノ　「タイムマシン可能に」　専門家ら驚き「検証を」
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110924/scn11092400300000-n1.htm

　う〜ん･･･一気にタイムマシーンの話に行ってしまいますねぇ。まぁ、仮にニュートリノが光速を超えたからって、人間が過去に戻れるかと言うと･･･と言うことを言う前に、タイムマシーンに付き物の「タイム・パラドックス」とそれ以外のパラドックスと言うか疑問について。

　その前に稚拙な解説で間違ってる可能性が大きいのを承知で、「次元」の話を。まず、「点」は０次元、「線」が１次元、「平面」が２次元、そして「立体」は３次元となります。

　まぁ、厳密に言えば３次元世界での例えばなしになりますが、イメージとして･･･線路の上は１次元なので、両側から列車が来ればぶつかります。これを避けるには次元を一つ増やし２次元として平面にすればすれ違うことができます。次に平面を縦横無尽に走り回る車がいたとして、それを避けるために次元を更に一つ増やして高さを変えれば（気球にでも乗りますか）ぶつかりません。

　で、よく４次元の話をする時に「時間」を引き合いに出しますが、今度は３次元空間で衝突を避けるには？次元を一つ増やして避ける作戦で行けば･･･時間をずらせばいいのです。

　って、それって今の現実世界と一緒じゃん！と言う事になりますが、次元の定義としては「自由に移動が可能」と言うものになります。もちろん、技術的なものが追いつく必要がありますが、縦軸・横軸・高さ軸について自由に行き来できます。が、時間軸は自由に戻ることができないのはご存知の通り。時間軸が次元としてカウントされず、現実世界を「３次元」と言っている所以です。

　と、中学の頃に読んだマーティン・ガードナーの本をベースに記憶に頼って書いてますんで浅い部分はご容赦を（笑）。


　では、前置きが長くなりましたが分かりやすく「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てきたタイムマシン、デロリアンを例に考えて見ましょう。

　今、デロリアンをぶっ飛ばして過去に遡ったとしたら。現時点の地球上から、過去に戻ったタイムマシン分の「重量」が無くなります。これ、「質量保存の法則」に反しないの？同時に、現時点から速度を維持して過去に戻ったデロリアンが持つ速度エネルギー。これを過去に持って行った事になるんで、「エネルギー量保存の法則」にも反しそう。

　次に先に説明した次元の問題で言えば、純粋に時間軸だけ１２時間前に戻ったら？位置は変わらないのですが、地球上の日本の同じ位置に出てこられるのか。慣性の法則が時間軸が変化しても作用するのか疑問ですし、そうでなければ地球の自転に公転、更には太陽系から銀河系、宇宙空間に至る全てが移動している中で慣性の法則が作用してくれなければ、過去に戻ったと同時に宇宙空間に放り出されたり･･･こりゃ、大変だなぁ。


　で、ＳＦに出てくる都合のいいタイムマシーンができたとしたら。

　とおいみらいにげんしりょくはつでんしょをつくって、そのえねるぎーだけをいまのじだいにもってくればいいとおもいま〜す！

　いや、とにかく都合の悪いものは先送りするって発想が、タイムマシーンができたとしても変わらんか。


　最後に。明日は「はやぶさ／HAYABUSA」かな？



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