昨日の続き。サブタイトルは『嫌韓に対する思考停止』で。

　mixiのとあるコミュに「批判対象の分析は？」「問題のある番組に対する対処方法は？」の２点を参加者に問いかけたところまで書きましたが、それを書いた理由を説明しましょう。と、その前に面倒なんで「あるコミュ」ってのは“懐疑論者”の集まるところです（笑）。

　そこの参加者は（自称も含む）懐疑論者の集まりと思われますが、「嫌なら見るな」「楽しんでる人もいるんだから」「人の見る自由まで奪うな！」「お前の言う危険性は妄想、もしくは言い掛かりでしかない！」なんて言葉でデモを批判。いやいや、懐疑論者を名乗る人間なら誰でも浴びせかけられる言葉のはずなのに。

　ご存知の様に、私は「超能力喫茶」の批判をしていますが、上記と同じような趣旨の罵倒をファンからコンスタントに受けています。それでもこの活動を続けていますが、そんな経験もない人たちの集まりなのかなぁ？

　さらに言えば、デモを行なった人間の持つ問題意識がズレていると思っていたのでしょうが、霊感商法の入り口となるかもしれない「恫喝占いババァ」「小太りスピリチュアルオヤジ」、捜査の混乱を招きかねない「後付超能力捜査官」、粗製乱造の都市伝説を垂れ流す「童顔芸人崩れ」などなどへの批判する彼らも、他人から見れば同じ。もしくは、その問題意識はデモ参加者よりも理解されないかもしれません。

　また、別の視点では「賢者である懐疑論者」が問題ナシとしたレベルの放送を、「デモに参加した6,000人の愚者」は問題アリと判断したのはなぜか。私は「愚者」に分類される人間なので、賢者の意見を拝聴したかったと言うのもありました（笑）。

　そんなこんなで今回のデモは解析、考察、観察する価値は十二分にありますが、残念なことに「嫌韓要素」が少しでも入っているため、そこで“思考停止”してしまっている。彼らの考えを考察するためには、彼らの主張を読まなければならない。それは「悪」の主張に耳を傾けることだとか。

　これらに対する挑発的な感想ですが、私的ブログなのでちょっとだけ。その話題に触れる事すら認めないって、過去の差別問題に似てません？つまりは、嫌韓要素に対する考察を避ける人の根底には韓国に対する…(ry

　私は「嫌韓寄り」「ゆえにかなり割り引いて話をする」と宣言したんですが、それだけで色眼鏡で見られた様子。現に「嫌韓要素」を排除しての「こんな理由でフジテレビが嫌われている」との例を挙げたのですが、それでも嫌韓要素を引っ張ってくる。よっぽど「反・嫌韓」がお好きなようで（笑）。


　ここで改まって書きますが、私の考える「懐疑論者」は一般の人たちが「不合理の浅瀬」に座礁しないようにする「水先案内人」と思っていました。「悪」認定した嫌韓要素をマジメに取り上げることすら悪とし、排除しながら笑い者にするときだけは嫌韓採用。そんな無菌室で出来上がった結論をもって、雑菌も含む場所で生活している人たちの水先案内人はできやしない。

　この先、ちょっと過激になりそうな気もして、自分の事ながら不安（笑）。

（つづく）

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