Elwood覚書（ブログ版）

　さて前回の続き。前を読んでない人は「アイス・コーヒー」のくだりだけでも読んどいてね（笑）。恒例の【感想：Start】～【感想：End】の間はガチ・ネタバレです。

【感想：Start】

　また、GANTZが玄野を手元にキープしたいのであれば、彼が卒業した直後にターゲットにすれば済むことですし、だいいち、彼女殺害の指令を出した時点で仲間割れを起こす可能性もあります。（まぁ、その場合は必要に応じてGANTZが復活させるのかもしれませんが）

　さらに、地下鉄で黒服との戦闘に小島が巻き込まれそうになります。もしここで彼女が亡くなってしまえば、その時点で（結果的に）GANTZの狙い通りになりますが、小型GANTZの持ち主の鮎川（彼女もGANTZ卒業生）の召還が出来なくなる。

　この辺の設定がちょっと「？」。

　さて、前回の冒頭で書いたアイス・コーヒーの話。この映画のラストは例え話で、かなりご都合主義の甘いものになっています。そしてこれのおかげでGANTZの目的が分からなくなってしまいます。

　当然、GANTZは地球に来た他の星人を排除するため、ミッションを繰り広げていたと思われますが、じゃあ何で排除しようとしたの？ってのが映画では不明です。また、ラストでGANTZを受け継ぎ、自ら球体に取り込まれた主人公の玄野ですが、同時にGANTZの能力で今まで亡くなった人たちを復活させます。

　それって、GANTZの能力を受け継いだだけで遺志は受け継いでいない。そして大安売りの死者復活。って事は、GANTZは好きなタイミングで好きなだけ死者を生き返らせることができるって事だとしたら、いよいよもってGANTZの正体も目的も何もかもが謎のまま。

　う～ん…「PERFECT ANSWER」と銘打っときながら、広げた大風呂敷を無理やりたたんでシワだらけ…ってイメージ。とは言え、アクションシーンなど見所があり、（前回の繰り返しですが）ギリギリ合格点かな？

【感想：End】

　最後に。明後日、休日出勤の代休となったため、ゴールデンウィークが一日長くなりました。平日の移動と言うことで福岡には座って帰れそうですし、週末には久しぶりに「すっぽん」を注文しているんで、自宅ですっぽん鍋を楽しめそうです。

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