私は映画を見るとき、アイスコーヒーを買う事がよくあります。カウンターで受け取ったコーヒーのフタを外し、シロップを入れストローでかき混ぜるのですが、氷が多く上手く混ざらない。おかげで終わりに苦いくらい甘い（しかも氷が解けて）砂糖水を飲むことがよくあります。この映画、そんな感じの映画でした。

　さて、謎の多かった映画のアンサー編と言うことで今回、ガチのネタバレなんでご注意を。恒例の【感想：Start】〜【感想：End】の間はガチ・ネタバレです。

【感想：Start】

　まず、前回も書きましたが、合格点だとは思いますがギリギリです。と言うのも、オチを含めて黒い球体GANTZはいったい何が目的なのか分からなくなってしまったから。

　今回、手のひらサイズの小さな黒い球体が登場します。これはGANTZの小型版で、持ち主に指令を出しますが、その指令が「星人」ではなく人間（地球人）の殺害。そして、そのターゲットとなる人物はかつてGANTZの指令をクリアし、卒業した人たち。

　つまりはGANTZは精鋭を揃えようとしたため。そして小型GANTZから出されるミッションをすべてクリアすると、その持ち主もGANTZが召還できる…と言うものですが、それをGANTZ破壊を目論む星人が横取りします。小型GANTZの持ち主となり、ミッションを完全クリアしてGANTZの部屋に転送された後、破壊すると言う計画。

　小型GANTZの指令は全部で４つ。つまり４人の人間が死ぬことになりますが、最後の一人だけGANTZのＯＢではなく、主人公の玄野の恋人である小島多恵。彼女が死ねば、玄野が彼女を復活させるまでGANTZの指令に従うから…とは思います（←予想）が、計画に穴がありすぎ。

　結局、小型GANTZのミッションを３つクリアした所でGANTZ破壊を狙う星人が横取りに成功。小島殺害に動き出した星人よりも先に彼女を殺害する事でミッションを阻止しようとしたGANTZ。しかし、それって矛盾してない？

　多分、小型GANTZはGANTZの意思なり考えで作られたモノだと思われますが、それが星人に奪われて窮地に追い込まれるって作戦ミス。GANTZが召集したい精鋭を、その都度ミッションとしてターゲットにすれば済むことでは？

【感想：End】

　長いんで次回に続きます。

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