Elwood覚書（ブログ版）

　今日もミクシィ内のまったくそれとは関係のないお笑い系のコミュに「緊急連絡！」ってな感じで不安を掻き立てるトピが立ちました。内容の転記は誤解や不安を煽るだけなので控えますが、書き込みをした本人は至って真剣。多くの人を助けたいと言う使命感からでしょうか？

　そしてニュースではホウレンソウが危ないやら牛乳の出荷停止やら、飲料水から…って情報が流れています。それに対して冷静な判断と行動を呼びかけるキャスター。しかし、そのニュース番組ではしっかりと買いだめをする光景やら空の陳列棚を写し、さらに不安を煽るような状態。

　この混乱時でも列を守る日本人は海外から賞賛されていますが、その要因の一部は「横並びが好き」「他人と違う行動は避ける」って気質もあるように思えます。それが買占め行動にもつながっているようにも感じます。

　話は戻って何が危険で何が安全か。その情報をどう選別するか。

　もちろん細かいものを一つ一つ解説する知識もスペースもありませんが、これらをまとめて回答しましょう。ズバリ、どんな情報であろうと受け取る側の気持一つ。正確な情報でも陰謀と言って拒絶したり、ガセネタをありがたがって広めたり。

　地震に対する宗教がかった荒唐無稽で不安を掻き立てる日記に「こう言う情報を探してました！」との書き込み。多分、この人は「安全」とする公の情報を信じないため、否定する情報を探していただけなんでしょう。情報が正解かどうかを判断するのではなく、自分の中に正解があり、その正解と一致する情報であれば真実であり、そうでなければデマ。

　昔、占い師のこんな話が週刊誌に載っていました。子育てがひと段落着いたマダムが浮気しても良いか、占いに来た場合、あまり良い事ではありませんがと前置きし、占いもそこそこに勧めると。なぜならそんなマダムはOKを出してくれる占い師が現れるまでハシゴするからだとか。

　これ、以前に書いた「知識の伝達と疑心暗鬼」の話にも通じますが、この続きはいずれ。