すでに皆さんもご存知だと思いますが、今日、巨人の木村拓也内野守備走塁コーチが亡くなりました。37歳という信じられない若さでした。

木村コーチ死去　悲しみに沈む球界　各球場には半旗
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100407-00000034-maip-base

　現役時代、球界を代表する大選手というわけではなかった木村コーチの訃報がこれほど取り上げられるのは、試合前のノックの最中と言う衝撃的な状況もあるでしょうし、あまりに早すぎる死だったからかもしれません。しかし、彼こそ正に「記録より記憶に残る選手」だったからかもしれません。

　福岡にホークスが来るまで、私はずっと広島ファンでした。福岡ダイエーホークス（当時）が誕生後もセ・リーグは広島を応援していましたが、ホークスが盛り上がると同時に広島の選手は何となく名前は分かる程度でした。しかし、さすがに「木村拓也」と言う名前はインパクトがあり、注目していました。

　その後、巨人に移籍したした時は少々複雑な思いでしたが、同じ年にやはり思いいれのあるホークスの大道選手が巨人に移籍しました。両選手とも全盛期を過ぎた感はあったものの、それでも巨人が必要と判断し席を用意したと言うところに、他球団の主力選手をお金で引き抜くだけと言うイメージの強かった巨人の印象がちょっと変った覚えがあります。


　お世辞にも順風満帆とはいえない野球人生を、それでも多くのファンに支持されながらまっとうした木村選手が、今度はコーチとして力を発揮すると思われた矢先の出来事でした。本当に残念です。

　今年はシーズン直前に日本ハムの小林繁投手コーチが心筋梗塞による心不全で亡くなりました。球界の訃報が続きますが、どうしても球団の数や選手数が多いから1年間に亡くなる方も何人か入るでしょう。方針なども含め、コーチがいなくなるのはチームとしては痛手でしょうが、ファンが熱くなれるシーズンを作り上げるべく、残された選手に頑張って欲しいと願うとともに、木村拓也氏のご冥福をお祈りします。


　最後に。他にも取り上げたいネタがありましたが、今日の雰囲気で行けばテーマを広げずに今日のところは終わりましょう。

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